メルセデス・ベンツ 新型 Cクラス ステーションワゴン(S205型) 試乗レポート／河口まなぶ(4/4)

実際に生活と密着して使ってこそ分かる、ステーションワゴンの魅力

実際に新型Cクラス ステーションワゴンを生活の中で使ってみたが、その印象はまさに素晴らしい相棒という感じだった。

休みの日に自転車を積載して出かけたが、まずは目的地までの道のりがとてもリラックスできる。とても滑らかな乗り味・走り味に、心穏やかになれるからだ。

また趣味の道具を積載することに関して、とても楽だし煩わしさが全くないところが良い。容量が多いので、ガシガシと積めるし、きめ細やかな装備類で使い勝手に優れる。

加えて趣味を満喫した後も、ディストロニック・プラスを使えば前車を追従してくれるため安全に運転ができるし、自動ステアも備えるのでイザという時もアシストしてくれる安心感がある。またそうしたシーンの中で常に、メルセデス・ベンツならではの絶大なる信頼がおける感覚を伝えてくれる点も魅力だ。

メルセデスが長年に渡る歴史の中で培ってきた「ステーションワゴン」というスタイル

このように生活の中で使ってみると、ステーションワゴンはなるほど魅力的で、これにかなうプロダクトを作るのはとても難しいことだとわかる。特にワゴンはSUVとは違って、いわゆる流行のものではないから、余計に素性の良さが問われる商品でもある、今時は。

そんな風に思うとやはり、この手のワゴンというのは長い歴史の中で培われてきた手法こそが活きる存在だし、それがなければ認められない存在、ともいえるわけだ。

[レポート：河口まなぶ／Photo：茂呂幸正]

Mercedes-Benz The new C-Class Stationwagon「C200 Stationwagon Sport」 主要諸元

全長x全幅x全高：4717x1810x1449mm／ホイールベース：2840mm／駆動方式：後輪駆動(FR)／車両重量：－kg／乗車定員：5名／エンジン種類：直列4気筒 DOHC ターボチャージャー付 直噴ガソリンエンジン／総排気量：1991cc／最高出力：184ps(135kW)/5500rpm／最大トルク：30.6kg-m(300N･m)/1200-4000rpm／トランスミッション：7速オートマチックトランスミッション／燃料消費率：－km/L[JC08モード燃費]／タイヤサイズ：(前)225/45R18・(後)245/40R18／希望小売価格：6,040,000円[消費税込み]

※数値は一部欧州参考値／撮影車両はオプション装着車