メルセデス・ベンツ 新型Cクラス(W205)新型車解説/岡本幸一郎(2/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
新型Cクラスは、日本導入の4モデル全てがエコカー減税対象に
発売時点で日本に導入された新型Cクラスは計4モデル。
エンジンは、新開発の1.6リッターおよび2.0リッター直列4気筒の「BlueDIRECT」と呼ぶ直噴ターボエンジンが設定される。
最高出力115kW[156ps]/5,300rpm、最大トルク250Nm[25.5kgm]/1,200-4,000rpmを発生する1.6リッターエンジン搭載車は、「C180」(419万円)と、「C180アバンギャルド」(467万円)がラインアップ。
2.0リッターエンジン搭載車には、最高出力135kW[184ps]/5,500rpm、最大トルク300Nm[30.6kgm]/1,200-4,000rpmを発生する「C200アバンギャルド」(524万円)と、同155kW[211ps]/5,500rpm、350Nm[35.7kgm]/1,200-4,000rpmの「C250スポーツ」(644万円)がラインアップ。加えてC180、C200ともアバンギャルド系では「AMGライン」が選べる。
0-100km/h加速は、C180が8.2秒、C200が7.5秒、C250が6.6秒と公表されており、総力性能にはそれなりに差はある。いずれのエンジンも燃費効率に優れ、C180とC200のすべてのモデルでエコカー減税100%免税を達成している。
気になる今後のラインナップ拡充
なお、C250スポーツは秋ごろからのデリバリーとなる予定で、ゆくゆくはクリーンディーゼルや4WDモデル、さらにはPHV(プラグインハイブリッド)もラインアップに加わる見込み。
ただし、W204に設定のあったC350のような6気筒エンジンを搭載する上級モデルは、導入の予定がないようだ。
エクステリアについて、ひとまず日本にはスポーツグリルを備えたアバンギャルド仕様とAMGラインのみが導入され、スリットグリルのエクスクルーシブ仕様は導入されない。
実はW204型の途中から、すでにそうなっていたのだが、ベイビーSクラス的な雰囲気を持つW205型では、後者の導入を求める声も聞こえてきそうだ。
新型Cクラスは、インテリアもSクラスのようなデザインだ。
COMANDシステムは最新世代にアップデートされ、Sクラスより導入された、エアコンに空気清浄機能と芳香を拡散するパフュームアトマイザー機能を装備したエアバランスパッケージが、新型Cクラスにも設定された。
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