マツダから遂に待望のロータリーが復活! けど“これじゃない感”は否めない!?【みんなの声を聞いてみた】
- 筆者: 望月 達也(MOTA編集部)
マツダは2020年10月8日(木)、新型のコンパクトSUV「MX-30」を発表した。同日行われたオンライン発表会では、マツダの丸本明社長より2022年前半からロータリーエンジンを発電機として使用するモデルの投入も明かされた。RX-8の生産終了以来、頻繁に取り沙汰されてきたロータリー待望論。果たして、自動車ファンにはどう捉えられているのか? ここではSNSで挙げられているみんなの声を紹介していく。
マツダのロータリーエンジンの歴史
その独特の回転フィールやパワー感などで今でも多くのファンを魅了し続けるロータリーエンジン。
コスモスポーツから始まったロータリーエンジンの歴史は、ファミリアやサバンナ、カペラといったコンパクトからミドルクラスへも拡大。1974年にはマイクロバスであるパークウェイにまでもロータリーエンジンを搭載し、さらに高級車を埋める存在としてロードペーサーにもロータリーエンジンを搭載するなど、かつてはロータリーフルラインナップを実現していた。
そんなロータリーエンジンも、残念ながら現在では2012年のRX-8終焉と共に新車で購入できるモデルは消滅している。
いよいよ2022年にロータリー復活! だが…
そんな中、マツダから新たに登場した新型コンパクトSUV「MX-30」。当初、EV(電気自動車)としてデビューする予定だったが、まず投入されるのはマイルドハイブリッドモデル。
当面はマイルドハイブリッドが中心だが、このあと登場する予定のEV版には、ロータリーエンジンのレンジエクステンダー(発電機)を搭載したモデルが設定される見込みとなっている。ロータリーエンジンは低速域や加速時の燃費こそ悪いものの、一定の回転数で回り続けるシチュエーションは得意であり、騒音や振動がなく小型かつ軽量で、発電用としては最適なエンジンだ。
“ロータリーエンジン”の響きはマツダファンのみならず、グッとくるものがあるハズ…。あるハズなんだが、反面、ファンが気になるところは純粋なロータリーエンジン単体の復活ではないといったところか。
SNS上でのみんなの声は?
そんな注目のロータリーエンジンだが、SNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。
「メーカーは諦めていないと思うけど、自分が車を運転できる間に新たなロータリーが出る事はないだろうなと思ってるんで現状最後のRE車を大事に乗っていこうと思う。」
「多分、FDみたいなのは二度と出ないと思う。RX-8が環境配慮しつつも内燃機関としてのロータリーの限界だったのかなと。エンジンとしてのロータリーはまだ期待してますが…。」
「メーカー全社での燃費による課税がEUで始まること考えても、復活はもう無理だろうと思う。」
「正直、発電機としてのロータリーの復活は、ロータリー乗りからしたら『これじゃない』感が強いのではと思う。それでもロータリーの火を消さずチャレンジし続ける姿勢がマツダの魅力だから、引き続き頑張って欲しい。」
「車好きにとってはノスタルジーすら感じるドラマの多いエンジン。実際に買える人は少ないだろうが、だからこそマツダのイメージを体現する存在として興味がある。レンジエクステンダーが現実的な最適解なのは分かるが、一方でメインでロータリーを使うクルマを営利企業としてのマツダが出すとすれば、どんな勝算があるのかも含めて興味が尽きない。」
「レンジエクステンダーとしてはわからないが、ロータリーは機械工学的にも物理の法則からも限界だ。情緒に流される一部ユーザーを大切に思う気持ちは良いが、自動車メーカーとしての見切りも重要だ。」
「軽量ハイパワーなロータリーに重いバッテリーを積むとなると本末転倒かと思いますし、スポーツカーを売る体力は今のマツダには無い気がします。クルマ好きにはたまらない話なのですが…。」
やはり圧倒的に、「これじゃない」の声が挙がっているSNSでの意見。ただ、今の時代に合わせたマツダの意図を汲んだ上でそう言っている感じも少なからず見受けられた。そんな中、
「マツダのロータリーはスバルの水平対向と同じでコーポレートアイコンの意味が強い。他社からしてみれば新規採用するメリットが無くても両社にしてみればメリットが生み出せる。」
「技術は継承していかないと廃れてしまう。どんな形でもロータリーエンジンをマツダが生産し続けていくことで、いつかはきっと真のロータリー車の復活を楽しみにしてます。」
といった、企業文化として今後も絶やさず進化してほしいといった声もあった。
ロータリーエンジン単体でのスポーツカー復活にも期待
「マツダのロータリー」というだけでなく、小型軽量で振動が少ないロータリーエンジンは、現時点ではレンジエクステンダーとして大きな可能性を秘めており、大いに注目である。
それでも次世代SKYACITVの技術の中で、電動化だけでなく、かつてのRX-7のようなロータリーエンジン単体でのスポーツカー復活にも期待がかかっている。
マツダはこれからどんな答えを見せてくれるのか。今後も注目していきたい。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)
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