もっと遠くへ…マツダ CX-3 1.8リッターディーゼルで往く秋の山梨ドライブデート(2/3)
- 筆者: 伊藤 梓
- カメラマン:小林 岳夫 協力:マツダ株式会社
肩肘張らずわいわい楽しめるスポットでホンキの勝負!?
そんなCX-3で西を目指していると、あっという間に山梨県へ到着。さて、今回は実は編集部から取材の裏テーマを与えられていまして……それはなんと「デート旅」! ええっ。
そういえば以前友達が、あの信玄餅で有名な「桔梗屋」の工場見学が楽しかったと言っていたなあ。きっとデートでも楽しいはず……気を取り直して、早速第一の“デート”ポイント「桔梗屋信玄餅 工場テーマパーク」(山梨県笛吹市一宮町)へ!
平日なのできっと空いているだろうと思ったら大間違い。開店前からたくさんの人がずらりと並んでいます。何の列だろうと話を聞くと、なんと信玄餅の詰め放題の整理券待ちの列だそう。
もらった袋をできるだけ引っ張って伸ばして、いざ詰め放題! まわりを見るとすでにピサの斜塔のごとく信玄餅を積み上げている人たちが。「なるほど、縦に入れるんだ」と分かれば、あとはいかに上手く袋を伸ばしつつ多く詰め込めるかが勝負(?)です。編集長のトクダさんとカメラマンの小林さん、そして私の三人が取材を忘れて黙々と信玄餅を詰め込む。かなりシュールな光景です。そのとき、トクダさんの袋から「ビリッ」と不穏な音が……。横を見るとトクダさんの袋が盛大にやぶけて信玄餅がこぼれ出しているではないですか! もちろん袋が破けたらお持ち帰りできないので、一からやり直し。トクダさんは悲しそうでしたが、これもまた詰め放題の面白いところ(笑っちゃってごめんなさい)。
結局、私はなんとか17個詰め込むことができました。こうやって肩肘張らないでワイワイできる「詰め放題」は、初デートの緊張感を和らげるのはもってこいかもしれませんね。
そのほかにも桔梗屋で楽しめるポイントは様々。工場見学では信玄餅が作られている行程が最初から最後まで見られて、意外とアナログなところが微笑ましかったり、工場で働くお姉さまたちの鮮やかで華麗な手つきに感嘆したりと見所がいっぱい。そんな工場で働くみなさまに敬意を表して、最後に信玄餅の包装体験も挑戦してみました。風呂敷のようなビニールの包みを綺麗にしばるのは意外と難しく、もたもたしてしまいます。「こんなんじゃ工場で働けないぞ!」と自分を叱咤激励しつつ、なんとか4つ包むことができました。自分で包んだ信玄餅はなぜかさらに可愛らしく見えます。
デートというとロマンチックな場所を思い浮かべがちですが、実はこういった体験型工場見学に行ってみたい!という女性も多いはず。とくにCX-3に乗っているようなアクティブな女性にはよりポイント高いかも?
◎桔梗屋信玄餅 工場テーマパーク[住所:山梨県笛吹市一宮町坪井1928/電話:0553-47-3700]
■公式サイト:株式会社 桔梗屋
ワインディングの走りやすさ、気持ち良さを体感
さて、おやつを仕入れたところで、より景色の良い場所を求めて八ヶ岳を目指すことに。途中かなりの勾配とワインディングに差し掛かりましたが、CX-3ならなんのその。ディーゼルのトルクに加えて、最近マツダ車に採用されている「G-ベクタリングコントロール(GVC)」が峠道をより軽快に右へ左へと走らせてくれます。GVCとは、簡単に言えばエンジン制御だけでクルマの荷重をコントロールし、クルマをよりいきいきと走らせてくれるシステム。私は「GVCこそ女性にぴったりなシステムではないか」とCX-3に乗って改めて感じました。GVCは運転へ対するすこしの自信とワクワクを与えてくれるような気がするのです。決して余計な手助けをするわけではなく、「本来クルマはこう動くと気持ちいい」ということが自然に伝わってくるので、クルマの知識がない女性でも直感的にその良さを感じ取れるように思います。
標高1400mの高原レストランで豪快バーガーに圧倒!
山あいを登っていくと、ちらほらと紅葉がはじまっていて、空気も少しずつ秋色になっているような気配。中腹あたりまで来たところで、ちょうどお昼の時間になったので、牧場などが隣接していて景色も素敵な「まきばレストラン」で昼食を取ることにしました。
ここでの話題のメニューは「清里ジャンボバーガー」。甲州ワインビーフ100%の手ごねハンバーグのほかにベーコンやトマトなど、地のものをたっぷり使っていて、とにかく驚くのはその大きさ!私の顔と比べても相当高さがあって、うずたかくそびえています。大きい食べ物は大味なイメージがあるかもしれませんが、食べてみるとお肉も野菜も新鮮でとっても美味しい。出てきたときには食べきれるか心配でしたが、あまりの美味しさにあっという間にペロリと完食してしまいました。
ほかのメニューも味わってみたくなったので、「まるごと野菜のポトフ」と「甲州富士桜ポークの黒コショウ焼き」も注文。レストランの標高は1400mで、地上と比べるとかなり気温も低く、防寒具がないと寒いほど。こういったところであたたかいポトフを食べるのは最高です。また、甲州富士桜ポークはきちんと県で認定されている豚だそうで、噛めば噛むほど味わいがあって美味しい……。地産地消の素晴らしさを身を以て体感しました。CX-3に乗ってちょっとした山道の冒険をしたあと、綺麗な景色とともに美味しいご飯を食べながらほっと一息。デートならふたりの仲が少しずつ深まっていくのが目に浮かぶよう……。
いよいよ妄想デート旅もクライマックスです。
◎まきばレストラン[住所:山梨県北杜市大泉町西井出石堂8240-1/電話:0551-38-4600]
■公式サイト:まきばレストラン
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