クリーンディーゼルで夏の北海道を駆け抜ける／マツダCX-3 ロングラン試乗レポート(3/4)
- 筆者： 飯田 裕子
- カメラマン：和田清志
ストレスフリーで思い通りにスッと走る
北の大地特有の、長く真っ直ぐな道での直進安定性も良い。あえて荒れた路面でも走らせてみたが、低速こそ少々ゴツゴツしているものの決して不快レベルではなく、中速～高速になると滑らかなフラットさが顔を出す。後席においても同じように感じた。
いっぽう、見通しの良い緩やかなカーブが続く道路の先を望みながら加速や減速、ハンドル操作をしてみても、ストレスフリーで思い通りにスッと通過していく楽しさが得られる。クルマの存在を忘れてドライブを楽しむ・・・という感覚だ。
運転の楽しさもしっかり味わいつつ、リラックスしたドライブも可能
意識をすれば、4WDが決して動作の邪魔をしないばかりか、むしろアクティブな走りにも効果アリと思えるスマートなハンドリングの良さを実感できるが、存在を忘れられるほどの自然さも、ロングドライブの相棒としては魅力ではないか。
ちなみに、タイトなコーナーでも交差点でもそういう感覚は味わえる。富良野の街道沿いのあちこちに点在していた「ふらのメロン」直売所の誘惑…。「あ、ココっ！」(それは限りなく本能的に！)と思ったときに、速やかに安全確認からの駐車、からの実食(笑)、が可能だった。
こんな風に他のことに注意を払うこともできれば、景色を楽しむことができる。安心であり、安全につながるクルマづくりは、色んなところから感じられるというものだ。
[FFモデルの印象は・・・次ページへ続く]
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OL時代に始めたレース活動をきっかけに、クルマへの興味／関心を深め、フリーの自動車ジャーナリストに転身。自動車雑誌への執筆や自動車系TV番組出演などから、活動の場を広げ、現在では女性誌および一般誌、新聞、Web、ラジオ番組でのパーソナリティ、TV、トークショーと活躍の場は幅広い。ドライビングインストラクターとしてのキャリアも長く、自動車メーカーをはじめ、一般企業、保険会社、警視庁などが主催するスクールでの指導にも定評あり。記事一覧を見る
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