レクサス IS 新型車徹底解説(6/6)
- 筆者:
筒内直接噴射とポート噴射を組み合わせた3.5リッターエンジン
アルテッツアは直列エンジンを搭載していたが、ISはV型6気筒のみのエンジンラインナップとなった。排気量は3.5リッターと2.5リッターの2種。2.5リッターはクラウンやマークXなどに搭載されているものと、基本的に同一となる4GR-FSE型で、ストイキD-4(筒内直接噴射方式による理論空燃比燃焼)となる。
一方の3.5リッターは同時に発表されたレクサスGSにも搭載されるエンジンで、筒内直接噴射とポート噴射を組み合わせたもの。318馬力という最高出力を確保しながら、2000~6500回転の広範囲で最大トルクの90%以上を発生させるというフレキシビリティにあふれたエンジン特性を持つ。
組み合わされるミッションは6速ATのみ。従来、アルテッツアに用意されていたMTは廃止された。アルテッツアに搭載された5速ATと比べてみると、トータルギヤ比で1速を低くし発進加速を向上、5速と6速を高くすることで燃費を稼いでいる。また、このATにはステアリングに装着したパドルシフトレバーによるマニュアル操作も可能として、スポーツ性も高められている。
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