イタリアから世界最速スーパーカー現る!「パガーニ ウアイラ」新型車速報
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イタリアの新興スーパーカーメーカーがやってきた
「パガーニ ウアイラ」がいよいよ日本市場にやってくる!
「パガーニ」とは、世界最速のスーパーカー「パガーニ ゾンダ」で名をはせたイタリアの新興自動車メーカーだ。
パガーニ アウトモビリ社の創立者にしてデザイナー兼開発責任者でもあるオラチオ・パガーニ氏は、もともとランボルギーニ社でカウンタック25thアニバーサリーモデルやディアブロなどを手がけた人物。その後1990年代にモデナ・スタジオを創立し、カーボンファイバーコンポジット(CFRP)の高い技術力により、世界の自動車メーカーやレーシングチームなどからオーダーを集めた。これらのノウハウと、自身の長年の構想を基に生み出されたのが、前出のパガーニ ゾンダである。1999年のデビュー以来、新興メーカーながら欧州を始めとする各国の賞を得るなど、着実に支持を集めてきた。
パガーニ ジャパン創立でいよいよ日本にも導入開始
パガーニ ゾンダが登場した頃は、「ブガッティ ヴェイロン」などいずれも世界最速をうたう超スーパーカーが各国から続々と登場していた。そんな中パガーニは世界最速の称号を守るべく、全く新しいスーパーカーを生み出すに至った。それが、2011年に発表された「パガーニ ウアイラ」だ。パガーニ・ジャパン創立により、いよいよこの日本にも正式に導入される。
オートックワンでは既に、西川淳さんのレポートによる試乗記も公開されているから、その存在をご存知の方も多いだろう。
約5年の開発期間を経て誕生したウアイラのコンセプトテーマは「風」。ゾンダの流れをくみながら、動きのある流線型のボディデザインとした。また「翼」をコンセプトにした空力パーツや前輪アクティブサスペンション、専用チューンのピレリPゼロタイヤなどの効果により、安定した走りを得ている。
車体のモノコックはカーボン・チタニウム製。クローム・モリブテン鋼の前後サブフレームと併せ、開口部の大きいガルウィング形状ながら強固なボディとし高い剛性や衝突安全性に対応するとともに、軽量化にも貢献する。
また今回公開された車両の随所には、惜しみなく最先端の素材技術が投入されたことが目でも確認出来る工夫もなされ、見ているだけでワクワクするような仕上がりになっていた。
飛行機の離陸時に匹敵する馬鹿力!
さて、スーパーカーといえば何はなくとも動力性能だ。ちなみにパガーニ社は開発当初「飛行機の離陸時に匹敵する馬鹿力が欲しい」とエンジンメーカーに要求したというから凄い。
そんなパガーニ ウアイラには、メルセデスAMGで専用開発されたM158エンジンがミッドシップに搭載される。排気量6.0リッター V型12気筒 DOHC ツインターボエンジンの最高出力は730hp/5800rpm、最大トルクは1000N・m/2250-4500rpmと、ダントツの馬鹿力を発揮する!
組み合わされるトランスミッションは、Xトラック社製2ペダルシングルクラッチ式。
最高速度は360km/h。0-100km/h加速は3.3秒。わずか1350kgという軽量ボディとの組み合わせによる加速感たるや、想像を絶するものとなるだろう・・・。
少量生産の強みを生かし、アナタ好みの1台に
もちろんパガーニ ウアイラは、ただ速いだけのスーパーカーではない。これまでも少量生産の強みを最大限生かし、ゾンダのオーダーについては顧客のオーダーにより1台1台が好みに応じた高級な仕上げとしていた。この伝統はもちろん受け継がれている。
スイスの高級腕時計をイメージしたというきらびやかにして精緻な、そしてちょっとレトロなメーター周りのデザインや、アルミニウム等を多用し細部に渡り高い品質で供給されるインテリアのスイッチ類やフレーム、そして多彩なレザーの組み合わせで、好みの1台を仕立てることが出来る。
さて、パガーニ ウアイラの気になる価格は・・・パガーニ ジャパンの公式ホームページを覗いてみると、「ASK」となっている!
気になるアナタは、ぜひ(勇気を出して!?)問い合わせして頂きたい。
[Photo&レポート:オートックワン編集部]
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■パガーニ ウアイラ 海外試乗レポート/西川淳[2013年4月12日]
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