レンジローバー 2014年モデル「3.0 V6 スーパーチャージド VOGUE」試乗レポート/岡本幸一郎(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:茂呂幸正
従来のV8 5リッターNAに換わり、V6 3リッター・スーパーチャージドエンジンを新たに搭載
誕生してすでに40年以上、オフロードSUVの王者として君臨してきたレンジローバーが、2013年3月に約10年ぶりのフルモデルチェンジを実施し、4代目へと進化した。
レンジローバーの歴史は「革新」の連続であり、これまでもSUVの世界に数々の革命をもたらしてきた。今回もまさしくそうで、SUV初のオールアルミモノコックボディや、クロスリンク機構を持つ高度なサスペンションなど、またしても他社に先んじて新しいことに挑戦した。
その4代目レンジローバーの登場から半年、早くも大きな変化があった。発売当初は5リッターV8のスーパーチャージドと自然吸気が用意されたところ、2014年モデルとして、新開発の3リッター V6スーパーチャージドエンジンを新たに導入。かわって従来の5リッターV8自然吸気エンジンは廃止された。
なお、新エンジンを搭載する「3.0 V6スーパーチャージド ヴォーグ」の価格は1230万と、従来の「5.0 V8 ヴォーグ」と、まったく同一とされたのも興味深い。
また、3リッターV6と5リッターV8を問わず、全車にアイドリングストップ機能「エンジンストップ/スタート・システム」が標準装備。加えて、選択可能なオプション装備やカラーのバリエーションが拡大されるなど、さらなる商品力の強化が図られた。
3リッター V6スーパーチャージドの新エンジンは、最高出力250kW[340ps]/6500rpm、最大トルク450Nm/3500rpmを発生する。従来の5リッターV8自然吸気が276kW[375ps]、510Nmだったのに比べると、スペックとしては下回るが、JC08モード燃費は8.5km/Lに達し、従来の5リッターV8自然吸気の5.8km/Lを大きく上回った。
これには先で述べたエンジンストップ/スタート・システムの追加も少なからず寄与しており、5リッターV8スーパーチャージド同士で比較しても、5.3km/Lから7.4km/Lへと大幅な改善をはたしている。
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