ランボルギーニ ウラカン 試乗レポート/五味康隆(2/3)
- 筆者: 五味 康隆
- カメラマン:茂呂幸正
ウラカン最大の特徴は「普段使い」にあり
気になるのは前項でお伝えした程度で、あとは好印象のオンパレード。
ウラカンはスーパーカー基準で言えば「日常の足」として使える。ルームミラーからの後方視界こそ、エンジンカバーにより若干見辛いが、サイドミラーの大きさや視界が広く、慣れれば運転し易い。またボタンひとつでフロントの車高が45mm上がるので、駐車場の出入り口にあるような段差を普通のクルマのような感覚で走れるのも嬉しいところ。
実はこのような“普段使いへの意識の高さ”は、車高リフティング機能を有していた先代「ガヤルド」からも感じていた。しかし、乗り味が硬め基調のやんちゃテイストなので、コンビニまでの足にも…なんて言えなかった。逆を言えば、ガヤルドからウラカンとなった最大の進化は、「普段使いができるようになった乗り味」にある。
発狂したいほど気持ちよい高揚感
まず意のままに出力を操ることのできるエンジンを確立する為に、5.2リッター V10エンジンにはターボを付けず、筒内直接噴射とポート噴射のデュアル燃料噴射方式が採用された。結果として、8250回転という超高回転で448kw(610馬力)を発生。その出力の高さも凄いが、高回転時の高揚感は発狂したいほど気持ちよい。
しかもターボではないのでアクセル操作に直結してエンジン回転が変動する特性があり、慣れれば微妙な前後の荷重移動も使いこなせる。もちろんトルクも膨大な560Nmを発揮し、回さなくても十分過ぎるパワフルさを持つので、街乗りも楽にこなせるうえに、アイドルストップ機能まで備わっている。
ここに排気管内のフラップ制御により、コントロールされた排気音が加わる。エンジン掛け出しの暖気モードと、スポーツもしくは戦闘的なコルサモードにした際は、低速でも刺激的過ぎるV10サウンドが響くが、通常モードのストラーダでは拍子抜けするほど静か。もちろん、4000回転付近からストラーダでも激しい音に変わるが、このような排気音への配慮があるので普段使いにも向いていると感じる訳だ。
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