スーパーカーと言えばこれでしょ!? 「ガルウィング」的なドアを持つ車3選
- 筆者: MOTA編集部
いわゆるスーパーカーに時折採用される上に開くドアを、総じて「ガルウィング」と呼ぶことがあります。しかし、本来ガルウィングとは「カモメの翼」という意味で、1954年に登場したメルセデス・ベンツ 300SLに世界で初めて採用されました。そこで今回は、ガルウイングに類似したシザードアやバタフライドアを採用している世界のスーパーカー3選をご紹介します。
スーパーカーの代名詞! ランボルギーニ カウンタック
スーパーカー消しゴムや漫画「サーキットの狼」など、日本におけるスーパーカーブームの中心的な存在であるランボルギーニ カウンタック。1974年から1990年まで製造・販売され、LP400(150台)、LP400S(235台)、LP500S(323台)、5000QV(632台)、アニバーサリー(657台)、そして市販されなかったLP500の6種類を展開していました。
上に開くドアの定番「シザードア」を採用
ランボルギーニ カウンタックの特徴は、低くワイドなスタイルとスポーツカーの象徴ともいうべきリトラクタブルヘッドライト。そして、座席のすぐ後ろ、ミッドシップに搭載された自然吸気のV型12気筒DOHCエンジンです。
また、ランボルギーニの象徴となる斜め上に開くシザードアを採用。真後ろの視界が恐ろしく悪いことから、バックする際は、ドアを跳ね上げ体を乗り出して行う通称「カウンタックバック(リバース)」も、スーパーカーであるカウンタックを象徴する光景です。
ランボルギーニ カウンタックの中古車相場
■中古車掲載台数:4台
■中古車相場:応相談
※中古車掲載台数および相場は、2020年11月14日時点のデータ
史上初のハイブリッド市販モデル「ラ・フェラーリ」
2012年に初公開されたラ・フェラーリは、フェラーリの市販車として初めて、V型12気筒エンジンとF1で培われたハイブリッドシステム「HY-KERS」を組み合わせた500台限定の特別なフェラーリです。
エンジンは、800PS/9250rpmを発生させるV型12気筒6262ccを搭載。モーターは163PSを発生させ、システム出力の合計は963PS。トランスミッションは、7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)で、0-100km/h加速が2.9秒、最高時速は350km/h以上にもなります。
ちなみに、ラ・フェラーリの「ラ(La)」は、英語に置き換えると「The(ザ)」。つまりラ・フェラーリは、フェラーリというメーカーそのものを象徴するかのようなネーミングが与えられているのです。
見た目だけじゃなく実用性も考慮したバタフライドア
ラ・フェラーリはドア全体が前方斜め上に開き、ドアの内側が下を向く通称バタフライドアを採用。蝶が羽を広げたように華やかに見えるというだけでなく、乗り降りをしやすくする実用的なドアでもあります。
極厚なドアは側面を大きくえぐるように開くため、スーパーカーにありがちな極太のサイドシルを乗り越える必要がありません。
フェラーリ ラ・フェラーリの中古車相場
■中古車掲載台数:3台
■中古車相場:応相談
※中古車掲載台数および相場は、2020年11月14日時点のデータ
本家ガルウィングの再来! メルセデス・ベンツ SLS AMG
SLS AMGは2009年に発表され、2010年から日本国内でも販売を開始したガルウィングを持つメルセデスAMG初のオリジナルスポーツカーです。
エンジンは、AMG独自開発の6.3リッターV型8気筒エンジンを搭載。SLS AMGへの搭載にあたって、新設計ピストンやドライサンプ潤滑方式など、120箇所以上の改良が施されました。動力性能は、0-100km/h加速3.8秒、最高時速317km/h、最高出力571PSを発生させます。
蘇った本来のガルウィング
メルセデス・ベンツ SLS AMGのロングノーズ・ショートデッキというスポーツカーらしいスタイリングは、1954年に登場した伝説のスポーツカー「メルセデス・ベンツ・300SL」をオマージュしたもので、300SLの象徴でもあるガルウイングを採用。
本来、乗降性を確保するために考案されたガルウイングですが、完全に乗り込んでからでは手がドアに届かないという欠点があります。そのため、乗り込む際は、ドアの内張りにあるグリップを持ちながら座らなければなりません。
一般的な市販車であれば即クレームが来そうな構造ですが、SLS AMGはそんな欠点すら魅力に思えてしまうから不思議です。
メルセデス・ベンツ SLS AMGの中古車相場
■中古車掲載台数:21台
■中古車相場:1852万円~2134.5万円(応相談含む)
※中古車掲載台数および相場は、2020年11月14日時点のデータ
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