車を売るなら車検前がベスト? メリット・デメリットや高く売るコツを解説
- 筆者: MOTA編集部
「車検が迫っているけど、いま車の売却をすべき?」「車検前と車検後どちらで売ったほうがよい?」など、車検前となると売却のタイミングで迷いますよね。
当記事では、車検前に売るべき理由や、車検の前に車を売るメリットとデメリットについて解説します。車検前に車を売るときの注意点や車を高く売るコツも紹介しているので、車検を控えて車を売りたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
車を売るなら車検前と車検後どっちがいい?
車の売却を検討しているとき、車検を控えていた場合「車検を通してから売却するか」「車検の前に売却するか」迷ってしまう方は少なくないでしょう。
ここでは、実際のところどちらがお得なのか詳しく解説します。
車を売るなら、車検前に売った方が得!
車を売るタイミングは、車検前がおすすめです。その理由は、車検費用を査定額から回収するのが難しいからです。
車検を受けると、車の価値が多少上がることはありますが、それでも車検費用を回収するのは難しいでしょう。そのため、車検費用を支払わずに済むように、車検の前に売却するのがおすすめです。
また、車は売却するタイミングが早いほど、高値がつきやすい傾向にあります。車検を通してから売ろうと思っているうちに、走行距離が増えたり、思わぬ傷がついてしまったり、はたまた新モデルの発売が発表されたりしたら、売却予定の車の価値が下がってしまうかもしれません。
そのため、なるべく高く売りたい方は、車検の前に車を売却できるよう、早めに動き出すことが大切です。
車検の残り期間は査定にそれほど影響しない
車検が残っている車と車検切れの車を比較すると、車検が残っている車の方が高く査定されることが多いです。
これは、車検が残っている車は、車検をすぐに受ける必要がないため、購入者が安心して購入できるからです。
ただし、車検代を回収できるほど高値が付くかというと、そうではありません。
車検がフルに残っている場合でも、査定額は数万円程度しか上がりません。半年以下であれば、数千円しか変わらないといわれています。車検切れまで数カ月程度の車とくれば、プラスの査定額はないに等しいでしょう。
わざわざ高いお金を払って車検を通しても、得ではないということです。
車検には多くの費用がかかる
では、実際のところ車検にはどれくらいの費用がかかるものなのでしょうか。車検代は大きく「法定費用」「車検基本料」「整備費用」の3つの費用に分けられます。
法定費用とは
車の状態にかかわらず、車種によって決められた金額が発生するのが「法定費用」です。
<法定費用の内訳>
車検基本料とは
車検基本料には、点検料や検査料、代行手数料などが含まれています。法律によって定められているわけではないため、業者や整備内容によって金額が大きく異なります。
整備費用とは
整備費用とは、点検で車の部品に交換が必要だとされたときに発生する費用です。例えば、バッテリー交換やオイル交換などが該当します。
トータルの費用は車両サイズによって異なる
車検の費用は車種や業者によって異なりますが、平均相場は軽自動車で6~12万円、コンパクトカーが7~15万円、ミニバンやSUVなどの大きな自動車は9~17万円です。
車検前に車を売るメリット・デメリット
結論として「車検前に車を売る方がよい」としましたが、良い面もあれば、もちろん注意したい側面もあります。車検前に車を売るメリットとデメリットについて見ていきましょう。
【メリット】車検の手間や費用を節約できる
車検の前に車を売る最大のメリットは、車検の費用がかからないことです。
車検には6~15万円ほどかかります。車検で整備や交換パーツが必要になると、さらに費用がかさむかもしれません。車検前に車を売却できれば、そのぶんの費用をまるごと節約できることになります。
また、車検の手配をしなくてよいのもメリットでしょう。
車検を安く抑えようとなれば、業者を探したり、予約をとったりする手間がかかるものです。車検の前に売却してしまえば、こういった手間も削減できるので、精神的負担も軽減できます。
【デメリット】売却のタイミングが難しい
車検の前に車を売却するデメリットは、タイミングが難しいことです。
車を売りに出しても、すぐに手放せるわけではありません。手続きが必要だったり書類を集めなければならなかったりと、それなりの手間がかかります。
場合によっては、次の車が決まっていないタイミングで車を手放さなければならないこともあるかもしれません。
日常的に車に乗っている方は、車がない期間が発生してしまう可能性を考慮してスケジューリングする必要があります。
車検の前に車を売るときの注意点
車検の前に車を売るメリットは非常に魅力的ですが、注意しなければならない点もあります。
後悔しないためにも、車検の前に車を売るときの注意点をしっかり押さえておきましょう。
余裕をもって売却の準備を進める
車検の前に車を売りたい方は、余裕をもって売却の準備を進めましょう。
「売れれば何でもいい」と考えている方は別として、車を売るのには想像以上に時間がかかるものです。
例えば、車を売る業者選び一つとっても、「査定金額が割に合わない」「業者とスケジュールが合わない」などの思わぬトラブルがあるかもしれません。
余裕のあるスケジューリングは、心の余裕にもつながります。少なくとも1カ月半くらいからは売却に向けて動き出した方が安心です。
車検切れになると利益率が下がることもある
まず、車検切れになっても、車を売却することは可能です。
そのため、車検までに車を売却できなくても、不用意に焦る必要はありません。ただし、買取契約終了までにかかる費用が増える点には注意が必要です。
車検切れの車は、公道を走行できません。つまり、車の搬送時にはレッカーを使用しなければならないということです。
また、仮ナンバーを付けることも可能ですが、申請費用がかかります。これらを買取業者に委託すれば、結果的に多額の費用が発生するリスクがあるため、車検切れには注意したいところです。
車を高く売るためのコツ
車検の残り期間だけでなく、査定額にはさまざまな要素が絡んでいます。ここでは、車を高く売るためのコツについて紹介します。
ちょっとした意識やポイントで差額に大きな差が生じる可能性もあるので、ぜひ押さえておきましょう。
車が高く売れやすい時期を見逃さない
車には高く売れやすい時期があります。
車の高額査定が期待できるおすすめの時期は、1~3月と9月です。多くの買取業者が決算期を迎えるため、車の買取を強化して査定額が上がる可能性が高まります。
また、モデルチェンジを控えている場合は、新モデルが発売される前に売ることも意識しましょう。モデルチェンジ後は価格相場が下がってしまうため、早めに動くのが吉です。
自動車税の課税対象前に売却する
自動車税は、毎年4月1日時点の車の所有者に対して納税義務が発生する税金です。
軽自動車の場合は一律10,800円、普通乗用自動車の場合は、排気量に合わせて25,000~110,000円の税金がかかります。(※2023年12月時点)
自動車税の課税対象前、つまり3月中に売却ができれば、納税義務はありません。つまり、そのぶん節約できるというわけです。3月は買取業者の決算期とも重なる時期なので、3月中には車を売れるよう動くことをおすすめします。
メンテナンスノートを準備しておく
メンテナンスノートとは、「メーカーの保証書」と「点検記録簿」がセットになったもののことです。
メンテナンスノートには過去の整備記録が記載されているので、用意してあると査定金額が上がる可能性が高まります。
メンテナンスノートがないときは、メーカーやディーラーに記録が残っていないか問い合わせてみましょう。再発行できるとは限りませんが、解決策を提案してくれる可能性があります。
また、取扱説明書についても合わせて確認しておきましょう。メンテナンスノートと取扱説明書がセットで用意してある場合、1万円程度のプラス査定が期待できます。
車内の掃除や消臭を済ませておく
査定の前に、車内の掃除もすみずみまでおこなっておきましょう。
特に、消臭は大きなチェックポイントです。タバコやペットなどの強いニオイがあると、査定額が大幅に減少してしまう可能性があります。
芳香剤でニオイをごまかそうとするのではなく、消臭剤を使用してできるだけ無臭に近づけましょう。掃除では限界がありますが、丁寧に乗っていたという良い印象を与えられ、査定額アップが期待できます。
査定士とうまくコミュニケーションをとる
査定士と積極的にコミュニケーションをとることも、査定金額アップのコツです。
「本当に売る気持ちがある」という姿勢を見せることで、査定士も本気で価格交渉にあたってくれます。「この日には引き渡しができる」といった具体的な日にちを提示するのも効果的です。
また、良好なコミュニケーションをとることも大切です。
査定士も一人の人間。横柄な態度の人よりも、丁寧な対応をしてくれる人と真摯に向き合いたいと考えるものです。気持ちの良い取引のためにも、査定士と良好な関係を築けるよう心がけましょう。
一括査定を依頼する
正直なところ、高く売れる時期に車を売却しようとしても、車をどれだけキレイにしても、満足のいく査定額を出してくるとは限りません。
車を高く売るためには、複数の買取業者に査定してもらう「一括査定」の利用がおすすめです。
しかし、一括査定は複数の業者とやり取りをおこなわなければならず、依頼した業者の数に応じて増える手間は避けられません。
また、「鳴りやまない営業電話にうんざり…」といった声も聞こえてきます。
そんなときは、MOTAの一括査定サービス「MOTA車買取」がおすすめです。
車を高く売るなら車検前がおすすめ
車検の前と車検の後、どちらで車を売ろうか迷っている方は、車検の前に売却してしまうことをおすすめします。車検の費用を査定額でまかなうことは非常に難しいものです。
車検の直前では焦ってしまい、健全な判断ができなくなってしまう可能性もあります。車検の前に売りたいときは、余裕をもったスケジューリングを意識してみてください。
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