【2024年】車のエアコンフィルターのおすすめ10選！ 交換時期から交換方法までわかりやすく解説

車のエアコンフィルターとは？ エアコンにホコリやゴミが入るのを防ぐフィルター

家電製品のエアコンと同様に、車のエアコンにも「エアコンフィルター」がついています。車のエアコンフィルターをひと言でいうと、エアコンにホコリやゴミが入るのを防ぐためのフィルターです。

そもそもなぜ車のエアコンフィルターが必要なのか、車のエアコンフィルターの基本からみていきましょう。

車のエアコンフィルターの役割

車のエアコンでは、車内で空気を循環させる「内気循環」と車外の空気を取り込む「外気導入」があります。

車のエアコンについているエアコンフィルターは、空気中のホコリやチリ、花粉などを除去。さらに、脱臭機能を持つものもあり、空気を循環させることで車内の嫌なニオイを除去してくれます。

車のエアコンフィルターの掃除方法

まず大前提として、家庭のエアコンと違い、水で洗って再使用することができません。車のエアコンフィルターは紙製のものが多く、水洗いをすると破れてしまう可能性があるためです。

エアブローでゴミを吹き飛ばす方法もありますが、フィルターには細かなホコリやチリが付着しており、すべてを取り除くことはできません。清潔に保つためは、定期的なフィルター交換が必要です。

車のエアコンフィルターの交換時期｜1年ごとか、10,000～12,000km走行ごとの交換を推奨

車のエアコンフィルターは1年ごと、または10,000～12,000km走行ごとの交換が推奨されています。交換しなかったからといって、車の走行に悪影響を与えることはありません。

しかし、交換せず放置した場合、エアコン内部で目詰まりが起きることや嫌なにおいの原因となってしまいます。

また、走行環境が悪いところ、例えば、砂地や豪雪地帯などでは外気にチリや粉塵が混ざりがちです。このような環境で走行するケースが多い場合は、1年にこだわらず、なるべく短いスパンでの交換をおすすめします。

車のエアコンフィルターの交換目安

年数や走行距離にかかわらず、以下のような異変を感じたら車のエアコンフィルターの交換が必要かもしれません。

また、車内で喫煙している場合は、フィルターにニコチンなどの汚れが溜まりやすい傾向にあります。なるべくこまめに交換することを意識しましょう。

車のエアコンフィルターを交換するメリット

年に1回車のエアコンフィルターを交換しなければならないと聞くと「面倒」「手間」と感じる方もいるかもしれません。しかし、車のエアコンフィルターを交換すると、車の移動が一層快適になります。

具体的にどのようなメリットがあるのか、詳しくみていきましょう。

車内環境がクリーンになる

車は窓を全部閉めていても完全密閉されているわけではなく、常に外気が入り込んできます。そのため、どうしても車外のホコリやチリ、花粉といった不純物を遮断することはできません。

車のエアコンフィルターを交換すれば、キレイな風や空気が車内を循環するため、クリーンな車内環境を維持できます。また、抗菌・抗ウイルスタイプ、花粉をキャッチするタイプに交換することで、よりクリアな空気を取り入れることが可能。小さな子どもはもちろん、花粉症の方も快適なドライブを楽しめます。

イヤなニオイを軽減する

車のエアコンフィルターに付着したカビや雑菌の繁殖は、イヤなニオイのもと。エアコンを使用すると、エアコンの風にのって不快なニオイが車内に充満してしまうことになります。そうなる前に、車のエアコンフィルターを交換してニオイ対策をおこないましょう。

また、活性炭入りの車のエアコンフィルターなど、消臭機能に特化した製品もあります。車のエアコンフィルターを交換することで、車内に染みつきがちなイヤなニオイを軽減し、快適な車内空間を維持できます。

冷房の効きをよくする

車のエアコンフィルターにホコリやチリが付着して目詰まりをおこすと、冷房の効きが悪くなる場合があります。家庭用のエアコンでもフィルターの掃除が定期的に必要なように、車のエアコンフィルターも冷房の効きをよくするためのフィルター交換が必要です。

ちなみに、目詰まりによってエアコンの効きが弱くなると、その分エアコンの出力が大きくなることで燃費も悪化します。エコで低燃費なドライブのためにも、定期的な車のエアコンフィルターの交換が大切です。

車のエアコンフィルターの選び方3つ

車のエアコンフィルターを選ぶときのポイントは、以下の3点です。

それぞれ詳しくみていきましょう。

1. 車種に適合しているか確認

車のエアコンフィルターは、車種によって形状やサイズが異なります。そのため、自身の車に合うものを選ぶ必要があります。失敗のないよう、車種や型式、年式を確認して購入しましょう。

適合しているかどうかは、各メーカーが用意している適合表や、製品説明などに記載されています。適合していないとそもそも取り付けできない場合があるため、必ず最初に確認しましょう。

2. 機能性をチェック

車のエアコンフィルターには、製品によってそれぞれ特徴があります。例えば、花粉をキャッチするもの、防臭機能として脱臭炭が入っているもの、抗菌機能として銀イオンが入っているものなどさまざまです。

どのような車内環境を作りたいかを考えて、自分に合うものを選んでみてください。

3. 安定した風量が出せるものがおすすめ

快適な車内空間のためにも、風量が安定してだせる車のエアコンフィルターを選びましょう。活性炭を使用したフィルターは脱臭効果が期待できますが、活性炭を多く使用していると通気性が落ち、エアコンの風量が弱くなる場合があります。

活性炭を使用しているものを選ぶときは、密度が高すぎないものを選ぶのがポイントです。なかには、繊維同士が密着することのないよう配慮された製品もあります。

おすすめ人気の車のエアコンフィルター10選

車のエアコンフィルターを選ぼうとしたとき「違いがわからず迷ってしまう」と感じる方は少なくないでしょう。見た目がほとんど同じなので、何を基準に選べばよいのか迷ってしまいますよね。

そこで、車のエアコンフィルターのおすすめ10選をご紹介します。

ラインナップは以下の10点です。ご自身の愛車に適合するかを確認し、車のエアコンフィルター選びの参考にしてみてください。

1：デンソー カーエアコン用フィルター クリーンエアフィルター DCC1009

デンソー カーエアコン用フィルター クリーンエアフィルター DCC1009は、世界的な自動車部品メーカー「デンソー（DENSO）」が製造する車のエアコンフィルターです。

3層のフィルターには、高い除塵性能を備えた立体構造帯電不織布ろ材を採用。ホコリやチリはもちろん、花粉もしっかりキャッチします。

低い密度で風量を維持しながら高い脱臭効果を発揮する「添着剤付活性炭」を採用しており、快適な風量を確保するのも魅力。高い性能を備えた車のエアコンフィルターを探している方におすすめです。

2：Desirable 特殊3層構造＆活性炭入り 交換用 エアコンフィルター SA001

Desirable 特殊3層構造&活性炭入り 交換用 エアコンフィルター SA001は、特殊3層構造活性炭入りの車のエアコンフィルターです。表面の緑色の層は、抗菌・抗カビ・抗ウイルス、中心の活性炭層は脱臭、最下層は花粉やPM2.5をブロックする高除塵フィルターを備えています。

リーズナブルな価格も魅力のひとつ。価格と性能、どちらにもこだわりたい方におすすめです。

3：Mlitfilte エアコンフィルター D-030

Mlitfilte エアコンフィルター D-030は、日本のフィルターメーカー「エムリット」が製造する車のエアコンフィルターです。加工から検査、梱包まで、すべて日本国内でおこなわれています。

静電加工された「ダイワボウ製ミラクルファイバー」がPM2.5や花粉を引き寄せ、しっかりキャッチ。抗菌防臭効果に優れたTEIJIN製「マイティトップ」が雑菌の繁殖を抑制し、快適な車内環境を維持します。

純正品のような品質を備えた日本製の車のエアコンフィルターを探している方は、要チェックです。

4：BOSCH エアコンフィルター アエリストプレミアム 抗ウイルスタイプ AP-T07

BOSCH エアコンフィルター アエリストプレミアム 抗ウイルスタイプ AP-T07は、1886年にドイツで創業した、名門自動車部品メーカー「BOSCH」が製造する車のエアコンフィルターです。

植物由来の天然ポリフェノールを採用しており、キャッチしたウイルスの活動や菌・カビの繁殖を抑制。クリーンな空間を保ちます。

高性能活性炭を採用しており、タバコ、カビ、ペットなどの気になるニオイをしっかり吸着するのも特徴。とにかく車内を快適な環境に維持したい方におすすめの車のエアコンフィルターです。

5：Sunnila カーエアコンフィルター クリーンエアフィルター DCC1009 特殊4層構造

Sunnila カーエアコンフィルター クリーンエアフィルター DCC1009 特殊4層構造は、特殊4層フィルターによって高除塵性能を実現した車のエアコンフィルターです。

微小粒子の花粉やPM2.5もしっかりブロックし、車内を快適に保ちます。

添着剤付活性炭のクリーンエアフィルターを採用しており、脱臭しながらも安定した清潔な風量を維持するのも魅力。厚みのある層でしっかり除塵したい方は、チェックしてみてください。

6：アクアドリーム 自動車用 エアコンフィルター PLATINUM AFP-1010

アクアドリーム 自動車用 エアコンフィルター PLATINUM AFP-1010は、抗菌・防カビのためにAg銀イオンコートろ紙を使用しているのが特徴です。

ウイルスはもちろん、菌やカビも繁殖も抑制し、高品質活性炭が不快なニオイを吸収します。

高精度ろ材を採用しており、不純物をしっかりキャッチしつつ、エアコンの風量をキープ。まるで新車のような環境に整えます。

7：VALFEE エアコンフィルター 3層 Air-11 FJ4109

VALFEE エアコンフィルター 3層 Air-11 FJ4109は、フィルターに活性炭を挟みこんだ車のエアコンフィルターです。

練り込み式ではなく本物の活性炭をそのまま使用しているのが特徴。消臭・脱臭効果に優れており、不快なニオイを抑制します。

また、ダブル特殊構造のフィルターが、細かなチリや花粉もしっかりブロック。フレッシュな空気を取り入れて、クリーンな車内環境を維持します。

8：PIAA エアコンフィルター コンフォートプレミアム 活性炭入り特殊3層フィルター

PIAA エアコンフィルター コンフォートプレミアム 活性炭入り特殊3層フィルターは、スーパーファイン活性炭を配合した車のエアコンフィルターです。排ガスはもちろん、タバコやペットなどの気になるニオイを脱臭し、クリアな空気を維持します。

また、スタンダード集塵層（不織布フィルター）がホコリや黄砂、PM2.5、ダニなどをしっかりキャッチするのも特徴。厳しい試験をクリアした、おすすめの高性能な車のエアコンフィルターです。

9：デンソー カーエアコン用フィルター クリーンエアフィルタープレミアム DCP1014

デンソー カーエアコン用フィルター クリーンエアフィルタープレミアム DCP1014は、フィルターにビタミンCセラミックスが塗布された車のエアコンフィルターです。

ビタミンCが空気中の水分により放出されるという、独特な発想が斬新で、美容を気にする方は検討する価値ありです。

また、新開発の活性炭が、染みつきやすいニオイをしっかりキャッチ。黄色のフィルターにはアレル物質（ハウスダスト）抑制剤が塗布されており、アレル物質の活動を抑制します。高機能なエアコンフィルターを使用したい方におすすめのアイテムです。

10：BLITZ HYBRID AIRCON FILTER HA304

BLITZ HYBRID AIRCON FILTER HA304は、水洗い可能な車のエアコンフィルターです。天日干しをすれば、消臭性能も復活。エコで経済的な車のエアコンフィルターを求めている方におすすめです。

光触媒により、サルモネラ菌や大腸菌などの雑菌の繁殖を抑えるだけでなく、ミクロン単位の花粉やホコリもシャットアウトしてくれます。

今回は下記の10商品を紹介しました。

■1：デンソー カーエアコン用フィルター クリーンエアフィルター DCC1009

■2：Desirable 特殊3層構造&活性炭入り 交換用 エアコンフィルター SA001

■3：Mlitfilte エアコンフィルター D-030

■4：BOSCH エアコンフィルター アエリストプレミアム 抗ウイルスタイプ AP-T07

■5：Sunnila カーエアコンフィルター クリーンエアフィルター DCC1009 特殊4層構造

■6：アクアドリーム 自動車用 エアコンフィルター PLATINUM AFP-1010

■7：VALFEE エアコンフィルター 3層 Air-11 FJ4109

■8：PIAA エアコンフィルター コンフォートプレミアム 活性炭入り特殊3層フィルター

■9：デンソー カーエアコン用フィルター クリーンエアフィルタープレミアム DCP1014

■10：BLITZ HYBRID AIRCON FILTER HA304

車のエアコンフィルターの交換方法

車のエアコンフィルターは自分でも交換できます。交換の手順は、以下の通りです。

1. 車のエアコンを内気循環に切り替えてエンジンを停める

2. 車のエアコンフィルターの格納場所をチェックする

国産車の場合は、グローブボックス（助手席前に設置されている小物入れ）の奥に格納されているのが一般的です。脇にあるダンパーステーを外して、グローブボックスそのものを引き出しましょう。

3. 車のエアコンフィルターを開封する

なるべく取り付ける直前に開封しましょう。

4. フィルターカバーを開ける

カバーのツメを外してカバーを引き出します。

5. 新しい車のエアコンフィルターを付け替える

フィルターの表裏に注意して装着しましょう。

6. グローブボックスをもとに戻す

車のエアコンフィルターは比較的簡単に交換できますが、不安な方はお店に依頼してもらってもよいでしょう。カー用品店以外でも、ガソリンスタンドでも交換してもらえます。大体2,000円前後で交換してもらえるので、事前に相談してみましょう。

まとめ

車のエアコンフィルターには、脱臭・抗菌・抗ウイルスなど、製品によってさまざまな機能が備わっています。自身が求める機能のある車のエアコンフィルターを選ぶことで、快適な車内環境を維持できるはずです。

車のエアコンフィルターは、車内をクリーンに保つために欠かせません。1年に1回、もしくは走行距離10,000～12,000kmを目安に交換し、快適な環境を整えましょう。

あわせて読む

【2024年】エンジンオイルのおすすめ人気10選！ オイルの交換方法や選び方も解説

自動車購入ノウハウ2023/9/6

車のATF（オートマオイル）の交換は必要？ 交換頻度や費用、故障やトラブル事例を徹底解説

自動車購入ノウハウ2023/6/8

クルマの夏バテに要注意！ 真夏の長距離ドライブ後に見てほしい愛車のメンテナンスのポイント

自動車購入ノウハウ2021/8/22

【漏れ・不足への対処法】車の冷却水の簡単なお手入れ方法をご紹介【交換頻度や費用はどれくらい】

自動車購入ノウハウ2023/3/31

【2024年】ブレーキランプ・テールランプが切れたら？交換方法や交換にかかる費用、切れたまま走った際の罰則は？【おすすめ商品も】

自動車購入ノウハウ2023/4/3