【2024年】ポータブル冷蔵庫おすすめ人気9選！ 選び方や車載時の注意点、冷えない場合の対処法も紹介

屋外でポータブル冷蔵庫を使うメリット｜冷却機能が最大の利点！

暑いシーズンのキャンプや車中泊は、食材と飲み物の保冷に苦労することがあります。

そんな時に役立つポータブル冷蔵庫は「保冷」ではなく「冷却」することができる数少ないアイテムです。

キャンプや車中泊でも使用される機会の多いクーラーボックスは、どれだけ保冷剤を入れても保冷剤の温度より下げることはできません。その点、ポータブル冷蔵庫は冷却する機構を備えているので、しっかりと温度を下げることができます。

特に夏場は食中毒のリスク対策、熱中症対策としても活躍します。

また、最近では災害時に役に立つ防災グッズとしても注目を集めており、もしもの時の備えとしてもおすすめです。

ポータブル冷蔵庫を選ぶ際に見るべきポイント

ポータブル冷蔵庫を選ぶときはサイズやデザインも重要ですが、給電方式や冷却方式においても自分にとって最適なものを選ぶ必要があります。

ここでは、そんなポータブル冷蔵庫の給電方式や冷却方式、人数による必要容量などを解説していきます。

使用場所や目的で適した商品は異なるので、しっかりと確認するようにしましょう。

給電方式と使用する場所が合うかチェックする

ポータブル冷蔵庫にはさまざまなタイプがありますが、共通していることは電力を利用して冷却することです。給電方式にも複数のタイプがあります。

給電方式によっては屋外の使用に不向きなこともありますので、使用する場所にあわせて最適な給電方式を選びましょう。

車で使うならDC電源タイプ

車載使用を前提とするのならDC電源タイプをおすすめします。

DC電源とは精密機器用の直流電源のことで、一般車には「DC12V」という規格のシガーソケット電源が搭載されています。

トラックやバスなどの大型車には「DC24V」という規格が搭載されています。そこに接続することで使用することができるのがDC電源タイプです。

DC電源タイプであればシガーソケットにつなぐだけで利用できるため、車両に搭載するつもりの方にはこちらがおすすめです。

変換アダプターを使用することでAC電源でも使用できます。また、製品によってはAC/DC両対応のものもあります。

しかし一般車に搭載される「DC12V」と大型車用の「DC24V」の規格の違いには気を付けましょう。規格が異なる場合は変換アダプターが必要です。

家庭用ならAC電源タイプ

家庭での使用が前提であれば、AC電源タイプをおすすめします。

AC電源とは交流電源のことで、一般的な家庭のコンセントについている二股プラグを使用するタイプです。主に家庭での使用を前提とされる方におすすめのタイプとなります。

コンバーターや変換アダプターと言われる製品を使うことで車載での使用も可能ですが、コンバーターの規格によっては電圧が足りずにヒューズが飛んでしまうこともあるので注意が必要です。

屋外でも使用するならば場所を選ばないバッテリー内蔵タイプ

バッテリー内蔵タイプは大容量の充電式バッテリーを搭載しており、電力供給のない屋外などでも使用することができます。

しかし、内蔵バッテリーの容量や冷却強度の設定によっては長時間の使用には向いていません。

もし充電できる場所があれば、電源から電力を供給しながら使用もできるので、一番場所を選ばないタイプともいえます。

例えば、車内ではDC電源から電力供給をしながら目的地に向かい、目的地についたら車から下ろしてバッテリーの電力で稼働するといった使い方ができます。

このように、さまざまな場面でアクティブな使用を想定する方におすすめできます。

使用人数によって必要な容量をチェック

ポータブル冷蔵庫選びでは何人で使用するのかも重要な点になります。

つい大容量の製品が欲しくなりますが、大容量のポータブル冷蔵庫はその分電力消費量も大きくなります。

1人なら食材やドリンクなどをしっかり入れても10Lあれば足ります。多人数で活用する場合、人数×5Lまでを目安に考えましょう。

3人〜4人家族での使用なら20Lあれば大丈夫です。クーラーボックスを併用するのであればこの基準よりも容量を減らすことも可能です。

ポータブル冷蔵庫の冷却方式をチェックする

電力供給タイプの紹介をしましたが、ポータブル電源には冷却方式にもさまざまなタイプがあります。ここではそんな冷却方式の違いを解説していきます。

それぞれにメリットとデメリットがあるので、自分の使用環境にあわせた製品を選ぶようにしましょう。

コンプレッサー式

コンプレッサー式は冷却速度と冷却温度に優れているのが特徴です。

メーカーの製品ごとに違いはありますが、0度以下まで冷却できる製品が多く、一部のメーカーではマイナス20度程度まで冷却することができる製品もあります。

マイナス20度まで冷やせる製品は食材を冷却するのにとても適していますが、コンプレッサーを稼働させる運転音が大きいというデメリットもあります。

冷却能力に比例して、電力消費量が大きくなることもあるため注意が必要です。

また、コンプレッサーを搭載している分、本体サイズが大きくなる傾向があり、サイズに対して容量が少ないことも多いので気を付けましょう。

ペルチェ式

ペルチェ式は冷やすだけでなく、温めることも可能な冷温庫機能がついている製品が多いのが特徴です。ペルチェ式とはペルチェ素子を利用した方式で、静音性に優れています。

比較的価格が抑えられている製品が多いのも特徴で、多数のメーカーからデザイン性に優れた自室用の個人冷蔵庫が販売されています。

「冷蔵庫」として使用する分には電力消費量が少なくメリットが多いように感じますが、その分冷却能力が弱いというデメリットもあります。

アブソープションシステム

アブソープションシステムはカセットガスを使用して冷却するのが特徴です。

カセットガスを使用するので災害時など電源が使用できない際などに活躍します。冷却中に振動や音が少なく、静音性に優れています。

一方、冷却力はコンプレッサー式に比べて弱いことがデメリットです。

採用しているメーカーは現在1社のみで、メジャーな冷却方式ではありません。災害にも対応できる防災用品としての機能を求めている人にはおすすめできます。

キャンプ・車中泊で使うのにおすすめ人気のポータブル冷蔵庫9選

さてここまでポータブル冷蔵庫の選び方について解説してきました。

ここからは実際におすすめのポータブル冷蔵庫を見ていきましょう。サイズや冷却方式も含めてさまざまなタイプの中から厳選した9種をご紹介します。

EENOUR 車載冷蔵庫 S32 32L

EENOURの車載冷蔵庫は32Lと大型の容量をもつコンプレッサー式の冷蔵庫です。500mlのペットボトルなら25本収納可能なので、大人数での利用にも対応します。

庫内が二層に分かれていて、温度調節ができない冷蔵コーナーとマイナス20度まで調整可能な冷蔵冷凍庫を使いわけることで冷蔵物と冷凍物を同時に貯蔵可能。

AC/DCは勿論、ポータブル電源があれば屋外でも安心して使用できます。デザイン性も良く、最近のアウトドアギアに多いアースカラーなので、アウトドアシーンにも調和します。

Sumeriy 車載冷蔵冷凍庫 40L

Sumeriyの車載冷蔵冷凍庫はスマートなデザインと大きな1庫室型のポータブル冷蔵庫です。

庫内がひと部屋なので大きなものも貯蔵できます。

容量も40Lとかなり大型なので、大人数でのキャンプやバーベキューでしっかりと食材を冷蔵保管できます。

電源はAC/DC量対応なのでご家庭から車内までしっかりとカバー。電源があるキャンプサイトであれば一台あるだけで快適な時間を過ごせるでしょう。

車内や自宅内で浮かないデザインである点もおすすめです。

Bonarca 車載対応 冷蔵冷凍庫 9L｜小型タイプ

Bonarcaの車載対応冷蔵冷凍庫はサイズバリエーションの豊富さが特徴のポータブル冷蔵庫です。

その中でも今回は9Lのタイプをご紹介します。

軽自動車などでソロ車中泊をする場合、車内の限られたスペースを有効利用しなければなりません。

そんな時に9Lの冷蔵冷凍庫は一人で使うには充分なサイズで心強い味方です。

小型ながら充分な冷却効果をもつコンプレッサー式なので、車内にひとつ置いてあるだけで車中泊やソロキャンプの快適さは段違いです。普段から車中泊をする方におすすめです。

マキタ 充電式保冷温庫CW180DZ（日本製）

電動工具で有名なマキタの充電式保冷温庫は他のポータブル冷蔵庫と一味違います。

直流18Vのマキタ製のバッテリーに対応するので、マキタの工具を持っている人であればお手持ちのバッテリーをそのまま使えます。

重量が重くなりがちなコンプレッサー式ポータブル冷蔵庫ですが、車輪がついているのもおすすめポイント。

移動中はDC電源で、コンセントがあるところではAC電源、屋外ならバッテリーと使い方を選ばないので、どこへでも持っていくことができる愛用品になることでしょう。

エアーズロックジャパン ドメティック COMBICOOL ACX 35G

エアーズロックジャパンのドメティック COMBICOOL ACX 35Gは唯一のアブソープションシステム式のポータブル冷蔵庫です。

カセットガスを使用して冷却できるので、災害時や電源を確保できない時にも使用できるのが特徴です。

普段はAC/DCの両方に対応するので電源から電力を確保して、緊急時はカセットガスを使用する、といった使い方ができます。

スマートなデザインながら容量は31Lと充分にあるので、グループでの活動でも不安がありません。

値段は高く感じますが、災害時の備えもあわせて考えたい方におすすめです。

マキタ 充電式保冷温庫 CW001GZO（日本製）

マキタ 充電式保冷温庫 CW001GZOはアウトドア向けに開発されたポータブル冷蔵庫です。

基本的な冷却スペックは先にご紹介した「CW180DZ」と同じですが、アウトドアに映えるカラーリングが特徴です。

最大のスペック上の違いは直流36Vの大容量バッテリーが使用できるところです。それにより18Vと36Vのマキタ製バッテリーに対応します。そのため、お手持ちのマキタ製バッテリーがあれば安心です。

大容量バッテリーは当然運転時間向上にもつながるので、より長時間の利用が可能です。しっかりと長時間冷却したい方におすすめです。

F40C4TMP 車載冷蔵庫 RCG18

F40C4TMP 車載冷蔵庫 RCG18は基本的なスペックを兼ね備えたポータブル冷蔵庫です。

18Lの容量は1〜2人なら充分に間に合う容量なので、少人数で楽しむユーザーにおすすめできます。本体重量も10kgを切るので、持ち運ぶ時にもストレスを感じません。

比較的高額商品になりがちなポータブル冷蔵庫の中でも、お買い求めやすい価格なのもおすすめのポイントです。

価格が抑えられているものの、冷却能力や静音性にも気をつかっている製品なので、安心して使用できます。AC/DC両対応なので環境も選ばない、まさに入門用におすすめのアイテムです。

HiKOKI（ハイコーキ） 18V コードレス冷温庫 UL18DC（日本製）

有名電動工具メーカーのひとつであるHiKOKIの18V コードレス冷温庫は、コストパフォーマンスに優れています。

AC/DCの両方に対応しているだけでなく、直流18Vバッテリーを使用することもできるので使う場所を選びません。また、USBを使用してスマートフォンの充電も可能です。

何よりアウトドアで収まりの良いデザインとサイズ感はさすがの一言。人とは少し違うポータブル冷蔵庫が欲しい方におすすめできます。

SUPAREE 車載冷蔵冷凍庫 30LSP-JK1120

SUPAREE 車載冷蔵冷凍庫 30LSP-JK1120は車中泊に特化した性能を持つポータブル冷蔵庫です。

最大の特徴は車の揺れに対応した耐震性能で、悪路走行中の揺れでも機能が損なわれることがありません。

また車の電圧を自動で感知するシステムを搭載しているので、電圧不良での故障にも備えがあります。

容量も充分で、冷却能力も満足でき、デザイン性も高く車内のインテリアに馴染むシルエットは他になかなか見られません。金属カゴにより冷気を均一に分配する構造も優れています。

車内メインでしっかりと使える製品が欲しい人におすすめです。

ポータブル冷蔵庫が冷えない時の対処法

冷蔵庫に入れた品物がうまく冷えていない原因とその対処法について紹介します。

原因としては主に下記の5つです。

それぞれの対処法についてご紹介します。下記の点をチェックしてみてください。

1）電源が入っていない時の対処法

・コンセントやシガーソケットを抜き差しする

・電圧を確認する

2）温度設定が誤っている時の対処法

・温度設定を「中」または「強」に変更する

3）冷気が循環していない時の対処法

・冷蔵庫の庫内にある食品を減らす

・送風口が塞がっていないか確認する

4）庫内の温度上昇が起きている時の対処法

・冷めきっていない料理を入れない

・ドアを頻繁に開け閉めしない

・ドアのゴムパッキンが汚れていないか確認する

5）外部の放熱不良が起きている時の対処法

・冷蔵庫の配置を見直す

・冷蔵庫の裏や側面のほこりを取り除く

これらの対策を試しても改善しない場合は、冷蔵庫の故障が考えられます。その場合は、メーカーや販売店に相談してください。

車にポータブル冷蔵庫を積む際の注意点

アウトドアシーンに持ち出す場合、ポータブル冷蔵庫を車に積み込むという方がほとんどだと思います。しかし、車にポータブル冷蔵庫を積む際にはいくつか注意が必要です。

炎天下の中に駐車している車などでは、外気温より車内温度の方が高くなりますが、ポータブル冷蔵庫は精密機械なので、そういった過酷な環境には適していません。

そのため、使用時以外はできるだけ車内に放置せず、屋外で直射日光の当たらない涼しい場所に置く方が安全です。

また、バッテリー内蔵型のポータブル冷蔵庫の場合は、バッテリーが熱で膨張して発火し、火災を招く恐れがあります。

これはバッテリー製品すべてに言えることですが、バッテリーを使用した製品は火災が発生する危険性があります。使用時にはしっかりと説明書を読み、メーカーの推奨する温度内で使用しましょう。

長時間使用するのはNG

ポータブル冷蔵庫は自宅で使用する冷蔵庫と異なり、基本的に「常時使用」には適していません。

ポータブル冷蔵庫は数日にかけて長時間の連続運転することなどは推奨していないメーカーが多くあります。そのため、使用時以外は電源をオフにするようにしましょう。

また車にポータブル冷蔵庫を積み込んだ際には、走行時に転倒などの事故を防ぐためにも車内のどこに設置するのかしっかりと考えましょう。

設置したままドアを開けられるか等の利便性も合わせて考えるようにしましょう。

車にポータブル冷蔵庫を積みっぱなしにしておくリスク

炎天下の車内に車載冷蔵庫を放置すると故障や不具合の原因になるため、注意が必要です。

炎天下の車内温度は数十分で約55度まで上昇するため、車載冷蔵庫の使用周囲温度（連続使用可能な周囲の温度の許容範囲）が最高35度を超える場合には、不具合や故障のリスクが高まります。

特に、取り外し可能なバッテリーを搭載している車載冷蔵庫の場合は、バッテリーのリチウムイオン電池の使用周囲温度が最高45度に規定されているため、炎天下の車内ではバッテリーを外しておく必要があります。

また、車載冷蔵庫を積みっぱなしにする際は、エンジンを切った後もバッテリーに負担がかかるため、電源プラグを抜いておきましょう。

車載冷蔵庫を長持ちさせるために、これらの対策を参考にしてみてください。

まとめ

今回はポータブル冷蔵庫の機能やタイプ別に選ぶ方法と、おすすめのポータブル冷蔵庫をご紹介しました。

ポータブル冷蔵庫はアウトドアシーンにおいて必須の装備ではありませんが、アウトドアを楽しむ上で快適に過ごせるアイテムの一つです。

最近はデザインなどもアウトドアに適したものが多く、購入するアウトドアユーザーも増えています。

お気に入りのポータブル冷蔵庫を使って、快適なキャンプライフを楽しんでみてください。

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