【2024年】バッテリー液の補充方法とは?正しいやり方や注意点、補充しないリスクをチェック!

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自動車は主にガソリンや軽油を燃焼させて動きますが、もう一つ車を動かすのに重要な要素があります。

それは電気です。電気がないと、着火用のスパークプラグから火花が飛ばなくなり、そもそも始動することができません。ライトやワイパー、カーナビやエアコンといった電装系の装備を動かすこともできません。

そして、その電気を蓄えているのがバッテリーです。

このバッテリーの中にはバッテリー液と呼ばれる液体が入っていますが、これは自然に減少していき、減りすぎると本来の性能を発揮できなくなってしまいます。それどころか、最悪の場合火災発生の原因となる可能性もあるので、定期的に液量をチェックする必要があります。

今回は、そんなバッテリー液の液量の見方、バッテリー液の補充方法を解説します。

目次[開く][閉じる]
  1. そもそもバッテリー液とは
  2. バッテリー液はどうして減るの?
  3. バッテリー液の補充方法をチェック
  4. いよいよバッテリー液を補充! 注意点とは
  5. バッテリー液の量はどれくらいの頻度で確認するべき?
  6. バッテリー液が不足するとどうなる?
  7. バッテリー本体の劣化を知る5つの兆候
  8. バッテリーの劣化具合を確認できるおすすめテスター
  9. 万が一バッテリーが上がってしまった場合のお役立ちグッズ
  10. 関連コンテンツ

そもそもバッテリー液とは

そもそも、バッテリー液とはバッテリーに充填された液体で、その正体は無色透明の希硫酸です。

自動車にはカーナビやオーディオ、ランプ類を作動させるために電力が必要です。

この電力を供給しているのがバッテリーで、そのバッテリー内部にある液体がバッテリー液といい、別名「電解液」とも呼ばれています。

バッテリー液はどうして減るの?

水の蒸発や電気分解が原因

バッテリー液は、充電や過充電によって量が減ってしまうことが知られています。それは主に充電中に、バッテリー液中の水が水素と酸素に分解されるためです。

他にも、夏などの高温時にエンジンルームの温度が高くなり、バッテリー液が蒸発してしまうこともあります。

バッテリーの経年劣化や取付不備で液漏れが発生している場合も

バッテリー液が短期間で減少してしまう場合には、バッテリー本体の取り付け不備などが原因で、液漏れしている場合があります。

そうなるとバッテリー交換が必要になりますが、心配な場合はディーラーや整備工場に診てもらうのが良いでしょう。

バッテリー液の補充方法をチェック

まずはボンネットを開いてバッテリー本体を探す

まずは、バッテリーがどこにあるかを調べることから始めましょう。

バッテリーの場所は、自動車のメンテナンスマニュアルに書いてありますが、多くの場合ボンネットかトランクルームに設置されています。

ボンネットを開けると、普通の車であればすぐに見つかるところにバッテリーが設置しているはずです。

四角い大きな箱で+(プラス)とー(マイナス)がと書かれたコードが接続されていればそれがバッテリーです。

バッテリー液を確認する際には、ボンネット内が十分冷えていることを確認してください。エンジンを切った直後はボンネット内のあらゆる箇所が高熱を帯びており、軍手程度では火傷を防げません。

バッテリー液の残量を確認する方法

バッテリー液の残量は、バッテリーの側面にある窓から見ることができます。

この窓にはUPPER(上限)とLOWER(下限)の2本の線が引いてあり、横から見てバッテリー液の液面が、この2本の線の間に入っている必要があります。

エンジンルームが暗くてバッテリー液の残量を確認しにくい場合には、懐中電灯などで反対側から照らすことで確認しやすくなります。

どうしても見づらい場合は最終手段として、キャップを開けて割り箸などを差し込んで残量を測るという方法もあります。

しかしバッテリー液は希硫酸で、飛び跳ねて皮膚に付着すると火傷の原因になる可能性があります。この方法を実行する場合は細心の注意を払うようにしましょう。

いよいよバッテリー液を補充! 注意点とは

バッテリー液の補充に必要な物を揃えましょう。バッテリーの補充液は、蒸留水または薄めた硫酸ですが、バッテリーにもともと入っているバッテリー液は硫酸であることを忘れないようにしましょう。

バッテリー液の補充に必要なもの

バッテリー液

バッテリー液は蒸留水か、蒸留水で薄めた硫酸です。カー用品店で100円~500円以内で購入することが可能です。

※バッテリー液が蒸留水だからといって水道水を使用するのは絶対にやめましょう。水道水には水以外の不純物が多く含まれるため、バッテリー液やバッテリー自体の性能の劣化を招きます。

スポイト

バッテリー液を細かく補充したり、入れすぎた液を吸い取るのにあると便利です。

ゴム手袋・ゴーグル

バッテリー液の硫酸が手につくと火傷のような状態になるほか、目に入ると失明の危険もあり、非常に危険です。万が一に備えて準備しましょう。

ゴーグルはただのメガネ型ではなく、レンズの上下左右もガードされているものが安心です。

コイン・ドライバー・ペンチ

バッテリー液を注入するための蓋はネジ式になっています。

車に搭載されているバッテリーによって、上面がフラットになっていてドライバーやコインを差し込んで回し開けるものや、ペンチなどで爪を掴んで開けるものがあります。

自分の車両に搭載されているバッテリーがどのタイプか、よく確認する必要があります。

バッテリー液を補充する際は入れすぎに要注意!

バッテリー液を補充する時には、必ず液面がUPPERとLOWERの間になるようにしましょう。LOWERよりも下の場合にバッテリーの性能が劣化してしまいます。

UPPERを超えてバッテリー液を入れても逆に性能劣化するばかりでなく、最悪の場合、液が染み出して周辺が腐食することがあるので注意が必要です。多く入れればいいというわけではない点を覚えておきましょう。

服や身体への飛散に注意!ゴム手袋やゴーグルで身体をガードしよう

バッテリー液は希硫酸、補充液は蒸留水もしくは蒸留水で薄めた硫酸です。

この硫酸が跳ねると、手や皮膚なら軽い火傷ですみますが、目に入ると失明のリスクもあります。また、服に硫酸がついても穴が開くなどの被害が出ます。

バッテリー液の補充を行う際には手袋とゴーグルでしっかりガードすることを忘れないようにしましょう。

万が一バッテリー液が手についたら

万が一、手や皮膚にバッテリー液がついてしまったら、焦らず大量の流水で流しましょう。

しっかり対処すれば、重症化する可能性は低いです。しかし、火傷のような症状や皮膚に違和感を感じるようであれば、医師の診察を受けましょう。

作業中は火気厳禁

言うまでもなく、バッテリー液の補充を行う際は火気厳禁です。

バッテリー内では化学反応の際、水素を発生します。水素はとても引火性が高いため、タバコを吸いながらの作業などはもってのほかです。

バッテリー液の量はどれくらいの頻度で確認するべき?

できれば月1回、最低でも半年に一度は確認しよう

バッテリー液が減ってしまうと、最悪の場合バッテリーの爆発や火災につながることがあります。

ですので、バッテリー液のチェックは重要です。

オススメは月1回の点検ですが、最低でも半年ごとに確認するようにしましょう。特にバッテリーにとって過酷な季節である夏と冬が終わったあと、すなわち秋と春には欠かさず点検したいものです。

メンテナンスフリーのバッテリーでもバッテリー液の残量チェックは必要!

高性能バッテリーのなかにはメンテナンスフリーを謳ったものがあります。

メンテナンスフリーバッテリーは基本的にバッテリー液が減らないことになっていまが、実際にはバッテリー液が減ることもあります。

バッテリー液が不足するとどうなる?

爆発・火災の可能性がある

バッテリーの液面が下がりすぎると、普段バッテリー液に浸っている金属部分が露出、バッテリーの劣化を一段と早める原因になります。

また、バッテリー液が減っている状態では、水素の発生量が多くなります。バッテリーから発生した水素がエンジンルームに充満すると、最悪の場合火災に発展してしまうこともあるのです。

バッテリー本体の劣化を知る5つの兆候

バッテリー本体や普段の挙動で、バッテリーの劣化の兆候を知ろう

バッテリーの劣化は、さまざまな兆候によって判断することができます。

バッテリーの劣化の兆候

  • 電圧不足(エンジンの掛かりが悪い、ライトが暗い、パワーウィンドウ開閉が遅いなど)
  • 6箇所のバッテリー液補充口の残量がそれぞれバラバラ
  • バッテリー液が半年以内に著しく減る
  • 端子周辺に白い粉末が付着している
  • バッテリー本体が膨らんでいる
  • 上記のような現象が発生している場合には、バッテリーの劣化の兆候と考えられます。これはバッテリー液の補充だけでは解決せず、早めのバッテリー交換をおすすめします。

    バッテリーが劣化しやすい使い方

    バッテリーの寿命は一般的に2年から3年と言われています。

    それ以上使用できる場合もありますが、バッテリーに負担がかかる現代の車はますますバッテリーを酷使しているので、本来の寿命まで保つとは限りません。

    特に、ナビゲーションシステムや、レーダー、ドライブレコーダーなどの電装品が増え、ますます消費電力は増加するばかりです。

    夏場のクーラーの利用や、夜間のヘッドライトの使用などのバッテリーに負担がかかります。

    また、車のチョイ乗りを続けたり、ほとんど車に乗らないのもバッテリーの劣化の進行を早めるので注意が必要です。

    バッテリーの劣化具合を確認できるおすすめテスター

    ここからは、バッテリーの劣化を判断する上で役立つ、おすすめテスターをご紹介しましょう。

    aceyoon シガーソケット USB 2ポート 電圧計

    aceyoon バッテリーチェッカーはスマホなどを充電するためのUSBポートを2つ備えたカーチャージャーで、LED表示による電圧測定チェッカーが付いています。

    バッテリーの電圧測定のためにボンネットを開けて電極などを繋ぐ必要もなく、バッテリーの健康状態をもっとも簡単に測れるアイテムです。普通車の12Vとトラックなど大型車の24V両方に対応しています。

    通常時は約12.5V、エンジン始動時は14V前後が目安。電圧を常時チェックすることで、劣化具合のほかバッテリー上がりのサインも見逃さずに済みますよ。

    Meltec(大自工業) バッテリー診断機 ML-100

    メルテック バッテリー診断機 ML-100(DC12V)は、バッテリーの劣化具合や交換時期がカンタンにわかるコンパクトな測定器です。

    バッテリーの端子に直接つなぎ、そのバッテリーのサイズ規格の英数字を入力することで、バッテリーの総合的な診断結果が表示されます。

    電圧のほか、バッテリーの始動性能がわかるCCA値、サルフェーションによる劣化具合を測る内部抵抗値を測定し、良好~要交換までわかりやすく5段階で評価してくれます。

    エンジン始動状態で測ればオルタネーター(発電機)の健康診断もできます。

    AP 車両整備テスター バッテリー/クーラントテスター

    AP バッテリー/クーラントテスターは、バッテリー液の比重を測定できるテスターです。

    プリズム面にスポイトで数滴バッテリー液を垂らして、レンズを覗くだけでカンタンに比重の値が分かります。

    この場合の比重とは水とバッテリー液との比を指し、その値は温度によっても左右されますが、20℃で1.25~1.28が正常の基準です。

    これを下回った場合、充電不足や劣化、補充液の足し過ぎなどの可能性が考えれらます。

    バッテリー電圧測定とあわせて行うことで、多角的なバッテリー診断ができます。またバッテリー液のほか、クーラント(エンジンの冷却水)の氷点測定も可能です。

    万が一バッテリーが上がってしまった場合のお役立ちグッズ

    充電制御やアイドリングストップなど、近年の低燃費を売りにした車は、一昔前に比べバッテリーの劣化が分かりにくくなったとも言われています。

    そのため、どんなに注意していてもバッテリー上がりを起こしてしまうこともあるでしょう。

    万が一の事態でも慌てることがないよう、ここからご紹介するお役立ちグッズを持っておくと安心です。

    メルテック ブースターケーブル(HV車対応~軽自動車) DC12V・50A 3m Meltec ML-920

    メルテック ブースターケーブル ML-920は、バッテリーが上がってしまった際、他の車のバッテリーと繋いで救援してもらうためのケーブルです。

    路上で起こる車のトラブルで、一番多いのがバッテリー関連と言われます。このケーブルは長尺タイプに比べてコンパクトに収納できるため、万が一に備えて車に常備しておいても邪魔になりません。

    アンペア数は50Aで、軽自動車~HV(ハイブリッド)車などに対応しています。

    BUTURE ジャンプスターター

    BUTURE ジャンプスターターは、ブースターケーブルで他車と繋ぐことなく、自力でバッテリー上がりを解消できるスターターです。

    最大電流は1200Aとなっていますが、普通車に必要な電流が300A程度、スポーツカーなどでも700Aほどのため大きなエンジンの車にも安心して使えます。

    また満充電で約20回のジャンプスタートが可能な大容量タイプで、スマホなどのモバイルバッテリーとしても便利ですよ。

    またLEDライトを搭載し、夜間の作業時のほか災害時のライトとしても役立ちます。コンパクトサイズなので、万が一に備えて車に一つ常備しておきたいアイテムです。

    メルテック バッテリー充電器(バイク~大型トラック)

    メルテック バッテリー充電器 SC-1200は、家庭用のACコンセントから車のバッテリーに充電できる充電器です。自宅でバッテリーが上がってしまった場合などに便利です。

    バッテリーを取り外す必要はなく、クリップをつなぐだけでOK。12Vの普通車であればどれでも使え、バッテリーのタイプ(開放型・密閉型・ドライ)全てに対応しています。

    コンセントに差し込んだら、自動で充電の可・不可を判断し、最適な電流で充電を始めます。

    電流や電圧等が分かりやすく表示され、FULと出ていれば充電終了。バッテリー上がり以外でも、エンジンのかかりが悪いなどのサインを感じた時に自宅で簡単に充電できます。

    記事で紹介した商品を購入した場合、売上の一部が株式会社MOTAに還元されることがあります。

    商品価格に変動がある場合、または登録ミスなどの理由により情報が異なる場合があります。最新の価格や商品詳細などについては、各ECサイトや販売店、メーカーサイトなどでご確認ください。

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    樺田 卓也 (MOTA編集長)
    監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

    自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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