自動車保険の等級って?
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等級は1~20等級がキホン。最初は6等級からスタート
任意の自動車保険料の計算には様々な要素が絡み合っています。そのなかで保険料全体に影響してくるのが自動車保険の等級です。自動車保険に馴染みが無い人には、聞きなれない言葉ですが自動車保険ではこの「等級」が非常に重要な意味を持っているのです。
自動車保険に加入する際、2台目などではないまったくの新規なら、6等級からスタートすることになります。加入後1年間無事故で過ごすと1等級上がり7等級となり、毎年無事故なら最大20等級になります(一般的な保険会社の場合)。この等級にはそれぞれ割引率(割増率)が付与されており、保険契約に対して6等級は17%割引、20等級は63%割引と段違いに保険料が変わってきます(割引率は保険会社により異なります)。無事故でコツコツ過ごしたドライバーほど保険料が割安になる仕組みなのです。
ちなみになぜスタートは1等級でないのでしょう? それは自動車の事故に関わってきます。実はこの等級、年々安くなるだけではなく事故を起こすと一気に3等級下がります(通常のダウン事故の場合)。1等級だと下げ余地がないというのが理由です。ちなみに6等級から3等級下がると3等級での契約になりますが、割引どころか10%の割増になってしまいます。元の等級に戻るまでは3年もかかるため、保険料の高さを実感することになります。
今後は事故を起こすとペナルティが!
等級が下がると、契約内容によって数万円単位で保険料が変わってくることもあります。この時、「事故を隠して他社で契約すればいい」と考える方もいるかもしれません。しかし契約時は事故ナシで加入できても、加入者の詳細なデータは保険会社同士で共有しているため後々必ず発覚します。追加で保険料を支払う程度で済めば良いのですが、場合によっては重大な告知義務違反があったとして事故時の保険に影響する可能性もあります。事故の履歴は隠せないのでくれぐれも注意したい点です。
なおいっそ保険をやめてしまうという選択もありますが、自動車事故で損害賠償が発生すると億単位の賠償金になることも珍しくありません。少々高い保険料を払っても、人生を棒に振るようなリスクに対応してもらえるなら十分に見合うはずです。任意保険をやめる=車を手放す時、と認識しておきましょう。
また2013年10月からは、この等級制度にまた新たなものが加わります。それが「事故アリ」等級です。これは事故を起こした人については、事故アリ専用の割増等級を付与しようという内容です。具体的には以下のようになります(以下の割引率は2013年10月から実施予定の改定後の数値となります)。
10等級の場合
事故ナシ 45%割引
事故アリ 23%割引
8等級の場合
事故ナシ 40%割引
事故アリ 21%割引
事故アリ等級は通常適用される等級より割引率が半分になってしまうため、必然的に保険料もアップします。これらの高い保険料を負担したくない人は安全運転をしっかり心がけましょう。なお2012年5月時点では国内大手損保が導入を表明していますが、他社もこれにならうかは現時点では不明瞭です。保険に加入する時はその会社がどのような等級制度を設けているのか、しっかり確認して加入しましょう。
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