ジープ ラングラー アンリミテッドの半端ないオトコらしさに”惚れる”![雪上試乗](1/3)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:和田清志・FCAジャパン
75年以上の歴史を持つ老舗ブランドJeep、その代名詞「ラングラー」に乗る
冬の長野で、Jeep(ジープ)ブランドの代名詞「Jeep Wrangler Unlimited」(ジープ ラングラー アンリミテッド)に乗る機会に恵まれた。レポートしてくれたのは、モータージャーナリストの藤島知子さん。本格派クロスカントリー四駆とフジトモはどう向き合ったのか。75年以上前に誕生した軍用四輪駆動車を始祖に持つ人気の老舗4X4ブランドに、雪上テストコースなどで思う存分試乗し、Jeepの真の実力に迫った。
>>[画像107枚]Jeep Wrangler Unlimited(ジープ ラングラー アンリミテッド) フォトギャラリー
長野のスキーリゾートまでひとっ走り
FCAジャパンの冬季フルライン試乗会。既に2台のモデルをご紹介しました。
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さてさて、そこから時間を少し巻き戻しましょう。
東京を出発した私たちは、アバルト124スパイダーに乗って中央道をおよそ140km西へ進み、Jeep甲府に到着。ここからはジープ ラングラーに乗り換えて、スキーリゾートとして知られる白馬までドライブする予定です。
Jeepブランド75周年を記念した特別なラングラー アンリミテッド
1941年に登場したジープのルーツであるWillis(ウィリス)のDNAを受け継ぎ、アイコン的な存在として今でも愛され続けているラングラー。今回試乗するのは2016年にブランド誕生75周年を記念して販売された特別仕様車「Jeep Wrangler Unlimited 75th Anniversary Edition」(ジープ ラングラー アンリミテッド 75th アニバーサリー エディション)。
フロントフェンダーの脇に刻印されているのは、悪路走破の厳しいテストをクリアしたモデルであることを示す「TRAIL RATED」の文字。さらに、75周年のアニバーサリーモデルを示すバッジにはウィリスのシルエットが描かれています。
自然界に馴染むサージグリーンのボディカラーは、「ジープといえばやっぱりコレ!」という期待に応えるカラーリング。インテリアも特別仕立てになっていて、フロントシートの上部には誕生した年である1941の刻印が。今回試乗するモデルはラングラー アンリミテッド サハラがベースということで、4枚ドアの仕様になっています。
中でも、今回のラングラーは無骨で角張った形であるほか、フロントにJeepのモデルであることを示すセブンスロットグリルを配し、丸目2灯のヘッドライト、ワイドに構えたフェンダーなど、昔ながらのイメージをそのまま現代に受け継ぐ貴重なモデル。
ボディの外側のヒンジで取り付けられたドア、バックドアに抱えたフルサイズのスペアタイヤがなんとも男前。ラゲッジから荷物を取り出す時は、タイヤが付いた横開きのドアを先に開いて、ガラスハッチを上に開くという2段階の動作がちょっと面倒ではあるけれど、一つ一つの儀式が今ドキの便利に進化してみせた”都会派”SUVと違って、もはや数十年前に失ってしまっていたアナログな感覚でクルマと向き合う気持ちを蘇えらせてくれるのがとても新鮮。
イマドキの都会派SUVとは対極にある屈強さ
それに、このクルマったら骨格からして超ストイック。
スマートに走る今ドキの都会派SUVは、乗用車ライクな操縦感覚をもたらすモノコック構造が大多数なのに対し、ラングラーは荒れた悪路でもヘコたれないハシゴ状のフレーム構造が今なお受け継がれています。
確かに都会派SUVは、軽さがもたらす乗用車ライクな走りや燃費性能の点で優れているけれど、その対極にあるラングラーは道なき悪路や川を渡るといった過酷な環境になるほど屈強さを披露するタイプ。
そんなタフさを備えた輸入車には1000万を上回る高価なGクラスなどもありますが、ラングラーは400万円前後の価格帯。日常で使い倒す道具として考えれば現実的だし、新車で購入できるメリットは大きいですよね。
>>Jeep Wrangler Unlimited(ジープ ラングラー アンリミテッド)をじっくりフォトギャラリーでチェックする[画像107枚]
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