ジープ グランドチェロキー 試乗レポート/九島辰也(3/4)
- 筆者: 九島 辰也
- カメラマン:茂呂幸正
ボディ構造はなんとメルセデス・ベンツの技術も!
“足”のニュースもそうだが、ボディ自体もかなり手が入っている。ねじれ剛性を従来比で146%高め、NVH対策がとられた。
走行中は高級感あるインテリアに意識がいきがちだが、静粛性のアップもこのクルマがひとつ上のステージに上がったことを証明する。言ってしまえば、ヨーロッパのラグジュアリーSUVに近い乗り味と雰囲気だ。
それじゃこの進化の源はというと、そこにはメルセデス・ベンツの技術も少し関わっている。まだダイムラー・クライスラーだった時代にこのグラチェロは計画されていたからだ。
オフロードはともかく、やはりオンロードに限ってその恩恵はあるといえるだろう。
では、カンジンのオフロードはどうなったかというと、「セレクテレイン・システム」なる新たな電子デバイスが搭載された。
これはランドローバーでいうところのテレイン・レスポンスで、路面状況をダイヤルでセットすると、スロットルやトランスミッション、ABSやトランスファーなど12カ所で一斉にコンピューターを協調制御させる。
この記事にコメントする