ジープ グランドチェロキー 試乗レポート/九島辰也(1/4)
- 筆者: 九島 辰也
- カメラマン:茂呂幸正
4代目グランドチェロキー誕生!で、そろそろ名前変えないの?
グランドチェロキーがフルモデルチェンジした。
1993年のリリースから数えること4代目となり・・・、なんて書いていてふと思った。名前変えないのかなぁっと。
というのも、そもそもこのクルマは90年初頭の開発当時、次期チェロキーとしてプロジェクトされた。1984年にリリースされた初代XJ型チェロキーがAMC(アメリカン・モータース・カンパニー)の時代の産物だけに、クライスラーはオリジナルのチェロキーをつくりたかったからだ。
で、コンセプト1と呼ばれるZJ型を開発、でもっていざ売り出そうとしたら、それまでのチェロキーがなんと北米だけで年間10万台以上売れ続けている。それじゃしばらく様子みようってことで、チェロキーに“グランド”を付けて売りはじめたわけだ。
何で、“グランド”だったかというと、XJチェロキーより大きいのは当然のこと、前例として91年まで生産していたグランドワゴニア(SJ型)があったから。要するに伝統なんですよね、コレ。
ただ、冷静に考えれば、北米ですでにチェロキーは先代KJ型からリバティという名前に変わっている。となると、小さいチェロキーがないのに“グランド”があるのもちょっと不思議な気がしなくもない・・・。
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