新型ヴェゼル モデューロXは正式デビューも間近か!? 高い走行安定性は乗り物酔いにも有効だった!

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ホンダアクセスは2022年1月14日(金)、ホンダ 新型ヴェゼルをベースにしたコンプリートモデル「ホンダ ヴェゼル e:HEV モデューロX コンセプト」を初公開した。

ホンダ 新型ヴェゼルは2021年4月に発売された2代目モデルで、デザイン性の高さなどから人気を博しているモデルだ。今回はモデューロXと通常グレードの外観の違いについて紹介しよう。

目次[開く][閉じる]
  1. ブラックアウトしたフロントグリル周りは印象をガラリと変える
  2. 日常での速度域でも安定した走行を実現するために改良を重ねたエアロバンパーがポイントだ
  3. 空力を見直して運転のしやすさや乗り心地の良さを高めている
  4. 走行性能とスタイルに磨きをかけたモデューロX! ヴェゼルに大いに期待したい

ブラックアウトしたフロントグリル周りは印象をガラリと変える

ホンダ ヴェゼル e:HEV モデューロX コンセプトの大きな特徴はフロントだ。

専用のフロントグリルは「X」のようにヘッドライトまで覆う独自のデザインとした。エンブレムはデザインの統一感を図るためダーククロームに塗装されている。

また、ドアミラーカバーもブラック塗装が施され、シックな大人のSUVとしての印象をさらに高めている。

カラードサイドロアーガーニッシュやカラードフェンダーアーチなどはボディ同色とし、ベース車との違いを強調。

日常での速度域でも安定した走行を実現するために改良を重ねたエアロバンパーがポイントだ

専用フロントエアロバンパーはテストコースなどでの走行をもとに形状を熟考したというホンダアクセスこだわりのパーツの一つ。モデューロX開発に置いて重要なポイントとなる、日常の速度域でも体感できる空力効果「実効空力」とクーペルックなデザインを両立させたモデューロXらしさのあるエクステリアとなっている。

リアに目を向けると、こちらもブラック塗装されたテールゲートスポイラーが特徴的だ。整流効果を得られるヴェゼル用の純正アクセサリーと同形状のものとなっている。また、フロントと同様ライト周りはブラックで統一化され、ダーククロームのエンブレムも良いアクセントになっている。

18インチアルミホイールは全体とのバランスを考えた専用デザインだ。

空力を見直して運転のしやすさや乗り心地の良さを高めている

もちろん、モデューロXとベースの違いは見た目だけではない。先ほど触れた実効空力について詳しく説明しよう。

ベース車では走行時に前傾姿勢の傾向があり、フロントタイヤに荷重がかかってしまう。これによってリア荷重は減少し、クルマが安定しない。

そこで、モデューロXでは前後のバランスを均等に配分して重心を中央に寄せ、高速道路などを走行する際に受ける横風の抵抗といった外乱に強く、安定した走行を実現できるのだ。つまり、デザイン面での実効空力と専用のサスペンションで接地荷重を4輪に均等配分し、前後のバランスを最適化している。

これはテストコースやサーキットのような超高速域の話だけではなく、実際の公道走行領域でも十分に効果を発揮する。だからこそ、ホンダアクセスでは「実効空力」と呼んでいるのだ。

また、フロントにはエアロフィンやエアロスロープ、エアロボトムフィンなど、リアにはセンターエアロフィンなどの新空力デバイスを多数用いた。これらは走行性能を高めることはもちろんだが、車体の安定性にも貢献することから乗員の乗り物酔いなどにも効果がありそうだ。

走行性能とスタイルに磨きをかけたモデューロX! ヴェゼルに大いに期待したい

こうしたデザインと性能のテーマをホンダアクセスでは「黒豹」と表現。「道なき道をしなやかな身のこなしで駆け抜ける筋肉質な”黒豹”をヴェゼル モデューロXの”スタイリング”と”走り”のモチーフ」にしたという。

現在、ヴェゼルはガソリンモデルだと4ヶ月、ハイブリッドモデルのe:HEVでは半年ほど納期がかかる。モデューロXの登場は2022年内が予定されているが、納期はベースの新型ヴェゼルと同様、時間を要する可能性も高い。

しかし、人気の集めるヴェゼルは他人と被る可能性も高いことから、個性を主張したい人やSUVの走行性能をさらに追求したい人などにとっては、見た目もカッコよく、空力性能にもこだわって作られている「ホンダ ヴェゼル e:HEV モデューロX コンセプト」という選択肢は大いにアリではないだろうか。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

ホンダ/ヴェゼル
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新車価格:
264.9万円377.6万円
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76.8万円405万円

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篠田 英里夏(MOTA編集部)
筆者篠田 英里夏(MOTA編集部)

クルマ好きが高じて、大学卒業後は自動車専門紙の記者や自動車メディアの編集を経験し、現職に至る。MOTA編集部ではこれまでの知識を生かし、主に記事制作や取材、企画などを担当。最近ではeモータースポーツのレースにもたびたび参戦している。記事一覧を見る

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