新型ステップワゴンは生活のなかに溶け込むデザインが魅力! クルマもシンプルで長く使えるものが流行る!?
- 筆者: 篠田 英里夏(MOTA編集部)
- カメラマン:島村 栄二
2022年春に発売予定のMクラスミニバン「ホンダ 新型ステップワゴン」。
すでに先行受注も始まっている新型ステップワゴンこだわりのエクステリアデザインについて改めて触れておこう。
ミニバンの良さをよく知っている「ミニバンネイティブ世代」に響くデザイン
新型ステップワゴンは近年流行りの派手なフロントグリルのデザインで押し出しの強い、従来の価値観とは異なる新しい時代のミニバン像を目指している。それは一目見れば明らかで、シンプルさが際立っているのだ。
確かに、インテリア製品などを見ても派手さよりシンプルなものが好まれる時代。若い世代ほど「シンプルで良いもの」を見極める目が厳しくなる。そうした世代にも訴求できるような「新しい時代のミニバン」としてホンダが送り込むのが新型ステップワゴンなのだ。
その一方で、デザインに関しては1996年にデビューした初代ステップワゴンや、続く2代目モデルで支持されたスクエアなフォルムのイメージに回帰しているのも特徴的だ。
初代ステップワゴンは、単にその四角いかたちや大きな窓から室内の広さを感じさせるだけではなく、生活の広がりを感じさせる新しさがあった。
今回の新型ステップワゴンのメインターゲットは「子育て期にある30~45歳」。この年齢層は、初代ステップワゴンが発売された1996年時点の年齢が5~20歳で、ミニバンに慣れ親しんだ「ミニバンネイティブ世代」だ。
そのため歴代モデルの良いところを活かしながら新しい価値を提供する新型ステップワゴンは、ミニバンネイティブ世代にはたまらない一台になっているのではないだろうか。
新型ステップワゴンはよりシンプルなAIRとエアロパーツでカスタムしたSPADAを用意
新型ステップワゴンには「ステップワゴン AIR(エアー)」と「ステップワゴン SPADA(スパーダ)」という2つのラインアップが用意される。
中でも、新型特有の魅力を際立たせているのがシンプルなAIRだ。
AIRは「カタマリ」によって開発コンセプトやミニバンらしさを表現。シンプルな中に最小限のデザイン要素を繊細にチューニングすることで、あっさりし過ぎず、印象に残るスタイルを完成させた。
従来型のステップワゴンにもラインアップされていたSPADAは、エアロパーツなどでカスタマイズしたうえで質感を高めたグレードだ。
AIRと比較してみてもバンパーのデザインが変更され、パーツも追加される。
エアロパーツにワイド感や重厚感を与え、さらにボディ下部にはダーククロムメッキのモールを全周に渡って配することで、AIRよりもひと回り大きなモデルに見えるよう工夫した。
生活の中に溶け込むシンプルなデザインが今後流行る!?
他社のミニバンモデル、トヨタ 新型ノア/ヴォクシーや日産 セレナにも同様のエアロパーツを備えたラインアップが用意される。押し出し感の強い大きく派手なフロントグリルで、上質さと個性をアピールしているものが多い。
先代ステップワゴンのSPADAはライバル車ほど強い押し出し感を演出していなかったが、標準車と比べるとSPADAの方が圧倒的に人気を誇っていた。
新型のSPADAでもシンプルな路線は継承することで、AIRとの共通性を持つ。
またシンプルさで言えば、2020年にフルモデルチェンジしたホンダ 新型フィットにも近しいコンセプトでデザインされている。生活の中に溶け込むデザインの柔らかさが徐々にクルマにも受け入れられるようになるのだろうか。注目したい。
【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】
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