無限 オデッセイ(アブソルート)&フィットRS試乗レポート/国沢光宏(1/3)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:和田清志
オデッセイの無限サスペンションの減衰力はノーマルの真逆のセッティングだ
ホンダ車用アフターパーツの開発・製造販売を行う無限から、オデッセイのスポーツサスペンションが発売されたというので、さっそく試乗車を借りて乗ってみた。
2013年11月に5代目オデッセイがデビューしたときの新車試乗レポートの時に「アブソルートの乗り心地は厳しい。乗っていて気持ち悪くなった」と書いたのだが、実際「違いの解る人」ほどアブソルートの乗り心地について不満を持つ傾向があるようだ。
(アブソルートの乗り心地はこちらの試乗レポートの3ページ目:ホンダ 新型 オデッセイ[5代目・2013年11月デビュー] 試乗レポート/国沢光宏)
おそらく無限も「これじゃアカンでしょう!」と思ったのだろうか、オデッセイ用の足回りキットを出してきたというわけだ。
ノーマルより乗り心地の良いスポーツサスペンションに乗ったのは初めて
果たして、試乗してみたらノーマルのアブソルートより圧倒的に快適だ。走り出した直後からピョコピョコしちゃうノーマルとは全く違う。
それでいてスポーティ度は薄れたかとなれば、そんなこと全く無い。むしろ無限のセッティングの方が気持ちの良いコーナリングを楽しめる。ノーマルの足はコーナーで素直にロールしてくれなかったが、無限の足ならドライバーの感覚と限りなく近い走りをしてくれます。
同時に乗り心地も大幅に改善されている。せっかく快適に作られたリアシートながら、ノーマルだと絶えず揺すられて不快だった。『スポーツサスペンション』という位置づけの無限の方が居住性が良いんだから不思議なこと。路面条件と、走行速度、走行環境問わずノーマルより良いのだった。
ちなみにダンパーはノーマルと同じ振幅感応式。主に味付けの違いだと思えばいいだろう。それにしてもノーマルより乗り心地の良いスポーツサスペンションに乗ったのは初めてである。時代は変わった?豊富なドレスアップパーツと組み合わせてモディファイを楽しんだらいい。
この記事にコメントする