[発表会レポート]日米の垣根を超え「Team Honda」で創り上げた新型「NSX」(1/3)
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:オートックワン編集部
このクルマは「Team Honda」で創り上げた
ホンダの八郷 隆弘 代表取締役社長は発表会の冒頭、こう宣言した。このクルマは「Team Honda」で創り上げた、と。
26年ぶりのフルモデルチェンジを実施したスーパースポーツ、新型「NSX」発表会でのシーンだ。
既に報じられている通り、新型NSXの開発は、メイン市場となる北米のホンダ法人「Honda R&D Americas」を中心に進められた。また生産についても、オハイオ州のHonda of Americaメアリズビル四輪工場内にNSX専用の少量生産工場「Performance Manufacturing Center(パフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター)」を設け、ボディ製造から最終組み立てまでを担当する。
つまり2代目NSXは、日本へ輸入車としてやってくるのだ。かつての初代NSXは、栃木県に専用ラインを設け生産していたから、日本のホンダファンとしては複雑な思いもよぎるかもしれない。
だが実際の開発プロジェクトには、栃木など日本のエンジニアやテストドライバーたちももちろん参加。そこには国や所属の垣根などはなく、まさに「Team Honda」が一丸となって行われた。
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