ホンダN-BOX購入ガイド!新型モデルの特徴から価格・燃費・おすすめカラーまで徹底解説!
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N-BOXとは?
N-BOXは、ホンダの軽乗用車「N」シリーズの第1弾モデルとして2011年11月にデビューしたトール型軽乗用車です。
今年(2016年)でデビューから5年が経過していますが、未だに好調な売れ行きで、今年度も車種別販売台数のトップを争っています。 また、Nシリーズ(N-BOX、N-BOX+、N-ONE、N-WGN、N-BOX スラッシュ)の総販売台数は2016年12月に累計150万台超となり、ホンダを支える重要なシリーズとなっています。
なぜ、デビューから5年も経った車が未だに売れ続けているのでしょうか?
それは、大きな室内空間であると考えられます。ホンダでは、どの車種も「人のためのスペースは最大に、メカニズムは最小に」という考えであるM・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想で作られています。 N-BOXは、そのM・M思想をカタチにしたクルマだといえます。
新開発の超小型エンジンと、フィット譲りの「センタータンクレイアウト」によって軽自動車最大級の室内空間を実現しました。室内空間は、室内長2180mm、室内高1400mm、室内幅1350mmとなっています。車内で小学校低学年の子どもが立って着替えができるほどの高さです。
N-BOXは、荷室の使いやすさも大きな魅力となっています。後席を倒せば、27インチの自転車(一般的なママチャリやロードレーサー)を分解せずに積みながら、3人乗車することが可能となります。これは、悪天候時や夜間に家族を迎えに行き、自転車を積んで帰る、というシーンで非常に役立ちます。
N-BOXでも十分広い荷室を持っていますが、大きな荷物を積む機会が多い方・車中泊を多用する方には、兄弟車であるN-BOX+がオススメです 。
軽自動車は普通車に比べ全長が短く幅も狭いため、安全性能では普通車に劣ると言われてきました。しかし、N-BOXはJNCAPの衝突安全性試験において、最新の小型車と同等のスコアを獲得しています。このように、使い勝手から安全性能まで全方位ですぐれた性能を持つという点が、幅広いユーザーにヒットしている理由なのではないでしょうか?
では、実燃費はどれほどの実力なのでしょうか?ここでは、車種は異なりますが、同じエンジンを積むN-WGNの過去の燃費計測結果を参照としてみましょう。
高速道路:23.8km/L
郊外道路:23.6km/L
市街地:21.0km/L
N-WGNのカタログ燃費は、NA:29.4km/L、ターボ:26.0km/Lです。カタログ燃費に関していえば、N-BOXはN-WGNより20%程度燃費が悪いので、実燃費に関しても、この結果より20%程度悪化するくらいになると考えられます。
トール型軽自動車は、セダンタイプの軽乗用車よりも燃費性能は劣ってしまうのが事実です。しかし、利便性・広い車室空間は、燃費では替えることのできない性能です。普段の使用状況や家族構成を考え、何を最優先とするのか判断することが重要だと思います。
ついでに、トール型軽乗用車のライバル車とのカタログ燃費(JC08モード燃費)比較をしてみましょう。
【ダイハツ・タント】
NA:28.0km/L
ターボ:26.0km/L
【ダイハツ・ウェイク】
NA: 25.4km/L
ターボ:23.8km/L
【スズキ・スペーシア】
NA:32.0km/L
【日産・デイズルークス/三菱・ekスペース】
NA:22.0km/L
ターボ:22.2km/L
となっており、N-BOXはデビューした年が最も古いため、他のライバルモデルに対し、やや見劣りする燃費であることがわかります。
N-BOXでおすすめのカラーは?
N-BOXに用意されるのは、通常カラー11色、2トーンカラー9色の全20色となっており、充実したカラーバリエーションが大きな特徴となっています。
最大の特徴はルーフとボディの色が異なる「2トーンカラースタイル」です。現在、屋根の色とボディの色が異なる「2トーンカラー」をラインナップする車種が増えていますが、実はN-BOXがブームの先駆けなのです。
N-BOXにおいては、「2トーンカラー」と名前の付いたグレードでのみ選択できる専用色となっています。熟練の作業員の方によって1台1台、専用工程において手作業でルーフ部が塗装されており、軽自動車とは思えない、非常にキレイな塗装の仕上がりが印象的です。
また、カスタムには4色のカスタム専用カラーがあります。これらは、ホンダの普通車ミニバンに設定されているカラーと同系統であり、ホンダのカスタムグレードである、ということを印象づけてくれます。また、メッキが多用されたカスタム専用の外装と相まって、かなりクールな印象をもたらしてくれます。
【人気のボディカラーランキングTOP3】
N-BOXで人気のあるボディカラーですが、2016年4~10月に販売されたN-BOX・N-BOXカスタムの売れ筋ボディカラーの順位は以下の結果になりました。
1位:プレミアム・ホワイトパールII
2位:スマートブラック
3位:クリスタルブラック・パール
ホワイト、ブラックとクルマのボディカラーとしては不動の人気を誇る色が並びました。前述の2トーン含め、多彩なボディカラーをラインナップしているN-BOXにおいても、やはり人気なのは鉄板のボディカラーなのですね。
またN-BOXには非常に多くのグレードが存在しており、それぞれにグレード専用色や選択出来ないカラーもあるため、ボディカラーにこだわりたい方はグレード選びにはお気をつけください。
N-BOXのグレードや価格は?
N-BOXには、プレーンな顔つきをした通常モデル「N-BOX」と、フロント周りにメッキを用い、存在感を増した「N-BOX カスタム」の2タイプが有ります。
搭載されるエンジンについては、NA(自然吸気エンジン)とターボの2タイプ。一部グレードを除き、FFと4WDの駆動方式が選択できます。
NAとターボの価格差ですが、N-BOXではG・LパッケージのFFを例に挙げるとNAに対してターボは100,000円高、N-BOXカスタムでは同じくG・LパッケージのFF で110,000円高です。また、4WDはN-BOXとN-BOXカスタムいづれもFFに対して一律で130,000円高となります。
幅広い選択肢があり、どのグレードにするか非常に迷われると思います。しかし、N-BOXの『C』に関しては、装備が削られている上、選択できる色やオプションに制限があるため一般ユーザーの方が購入するには「G」以上がオススメだといえます。
いま流行りの自動ブレーキシステムは、メーカーオプションで選択できる「あんしんパッケージ」で装備できます。価格は、衝突低減ブレーキとサイド・カーテンエアバッグがセットとなり61,960円となっています。N-BOXのオーナーはファミリー層が多く、子どもを乗せる機会が多いと考えられるので、安心のために是非選んでほしいオプションです。
ここで、ライバル車と比較をしてみます。全てNAの標準モデル、2WD、衝突回避システム付きのモデルを比較対象とします。
N-BOX G あんしんパッケージ装着車:1,331,960円~
ダイハツ・タント X “SA III”:1,420,200円~
ダイハツ・ウェイク D”SA II”:1,414,800円~
スズキ・スペーシア X デュアルカメラブレーキサポート装着車:1,458,000円~
日産・デイズルークス S:1,306,800円~
上記は、全車種で横滑り防止装置やサイドエアバッグが装着されています。装備だけで見るとどのモデルも大きな違いは無いように見えますが、室内空間や使い勝手の面で各車個性があるので、詳しくは以下のリンクを参照として頂ければ幸いです。
・進化したスマアシ!衝突回避支援システム スマートアシスト3初搭載のダイハツ タント発売
・ダイハツが新ジャンルの軽自動車を発売!その名も「ウェイク」 ~軽最大の室内空間を実現~
・スズキ「スペーシア」を一部改良 ~クラストップの32.0km/L! より高性能な自動ブレーキも新採用~
また、N-BOXにはライバル車にないホンダらしいグレードが有ります。それが「Modulo X」という、専用エアロパーツ、サスペンション、ホイール等を装備し、走行性能にこだわったモデルです。
NAのGグレードで1,830,000円、ターボのG・ターボパッケージで1,950,000円と、非常に高価では有りますが、専用モデルという特別感と、メーカーチューンの走行性能を味わいたい方にオススメの1台です。
最近ではスズキ・ソリオやトヨタ・ルーミーの「普通車プチバン」もライバルと考えられます。
エンジンは一回り大きい1~1.2リッターで、ソリオはハイブリッドを、ルーミーはターボエンジンを搭載している点が特徴です。軽乗用車よりも大きいボディと大きなエンジンのため、高速道路でも余裕の性能を誇ります。しかし、軽自動車には税金や保険料などの維持費の面で優位性があるので、実際の使用環境を考え、自分にあったクルマを選ぶのが良いと思います。
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