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ホンダフリード ModuloXに往年の“ホンダイズム”を見た！｜モデューロが目指した次なる世界とは(1/3)

公開日:2018/03/30 17:14 最終更新日:2018/03/30 17:14

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絶妙サイズのフリードに「ModuloX」を追加した理由を探る

コンパクトハッチでは少し小さいけれど、ミドルサイズミニバンまではいらない。そんなわがままな要望にジャストフィットし人気を集めるのがコンパクトミニバンのホンダフリード。

”コンパクト”といえば、最近はコンパクトSUVも台頭してきている。その名の通りコンパクトでありながら、スタイリッシュなルックスとハッチバック仕込みの実用性。そして高いアイポイントを、ストロークフルなサスペンションで支えるその走りは見た目同様軽快で、誰もがその良さを認めるのは自然な流れだと思う。

それだけにホンダの純正カスタムパーツサプライヤー、Honda Access(ホンダアクセス)が、同社渾身のコンプリートカー「ModuloX」[モデューロX(エックス)]に二代目フリードを選んだのは正解だと思った。

なぜならホンダにとってミニバンは主力車種。その脇にヴェゼルやCR-VといったコンパクトSUVをちゃっかり控えさせてはいるものの、自分たちのアイデンティティを磨き上げて今一度その魅力を強くアピールするのは、やはり当然な流れだと感じるのである。

実際フリードは、広々とした室内高を実現しながらも重心起点を低めた“低床ミニバン”スタイルを採ってはいるが、なぜだか走りの部分において、ホンダらしからぬ煮え切らなさがあった。

ノーマルのフリードはまず第一にファミリー層を想定したハンドリングを目指し、結果として乗り心地を優先させた。運転しやすさの間口を広げるという点で、適度なダルさを巧みにバランスされている点では評価したい。しかし一番肝心な直進安定性という面で、物足りなさがあったとボクは感じている。

これをホンダアクセスは“モデューロX”の名に恥じぬピシッとした仕立てにまとめてきた。

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