ホンダ フリードの新型と旧型を比較してみた(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
ボディスタイル/サイズ/視界/取りまわし性
新型フリードの全長は4265mmだから、先代型に比べて50mm伸びた。全幅は1695mmで変更はなく、全高は1710mmだから5mm下がった。ホイールベースは2740mmで共通なので、ボディの大きさは同等と見て良い。
外観のデザインは、フロントマスクが今日のホンダ車に共通する形状になったが、8年間の時間経過を感じさせるほどの変化はない。
斜め前方の視界は新型になって向上したが、ボディ後端のピラー(柱)が少し太くなり、斜め後方の視界は若干悪化した。先代から代替えする時は、縦列駐車などを試したい。
最小回転半径は新旧モデルともに5.2mで変更はない。
進化度数:1点/10点(もう少し頑張りましょう)
内装のデザイン/質感/操作性/視認性
インパネは新旧モデルともに水平基調のデザインだが、見栄えはかなり違う。素材の使い方などは新型になって向上した。
また先代型は助手席の前側をテーブルのように張り出させて足元に圧迫感が伴い、乗降時には膝が干渉しやすかった。このあたりも新型では改められている。
操作性と視認性に大差はないが、運転席から前方を見るとメーターの上端が新型では低く抑えられ、圧迫感を解消した。
これは、日産の先代セレナにも当てはまる話だが、メーターをインパネ上部の奥まった位置に装着すると、視線と目の焦点移動は抑えられるが前方が見にくくりやすい。新型のフリードやセレナは、この不満を改めた。
進化度数:5点/10点(順当に進化した)
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