ホンダ 新型フリード徹底試乗|ハイブリッドは“非推奨”でガソリンは“買い”な理由とは!?(1/3)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:ZIPNIX
超大人気の新型フリード、デビューわずか1か月で2万7千台の受注!
2016年9月のデビューから、わずか1か月で2万7千台の受注を獲得した超大人気のホンダ新型 フリード・フリード+(プラス)に、ようやくじっくり試乗する機会がやってきた! ミニバントップクラス低燃費が自慢のハイブリッドか、それともお手頃価格が魅力の1.5リッターガソリンか。新型フリードのおススメモデルについて、人気自動車評論家の国沢光宏さんがズバリ判定する!
新型フリードでハイブリッドを推奨しない理由とは
新型フリードで、なぜハイブリッドは推奨しないのか?
こらもう簡単。アクセルレスポンスが看過出来ないくらい悪いからだ。
50km/h巡航(エンジン停止&モーター走行状態)から、アクセルを床までグンと踏み込むと、1.2秒間はウンともスンとも反応しない。エンジンも掛からず、弱い加速さえ無し。しかもフル加速体制に入るまで、さらに1秒くらい掛かってしまう。
アクセルを半分くらい踏み込んだ時も1.2秒間無反応。そこから加速が始まる。
はたまた信号で先行車に続いて発進しようとしてアクセル踏んだら先行車が減速。その1秒後に加速、なんていうアクセルワークをすると、どの回転数でどのギアを選んだらいいのかクルマ側が解らなくなるらしい。回転数上がったまま迷った状態ということ。
どうしてもフリードハイブリッドが気になるなら一度は試乗すべき
そして絶対的な加速自体も、車体の重たいフリードハイブリッドより、実は普通の1.5リッターガソリンエンジンを載せるフリードの方が速い。
>>[大量画像170枚超!]ホンダ新型フリード/フリード+(プラス) フォトギャラリー
ということで新型フリードのハイブリッドは、「社会人を卒業し時間はタップリあるからクルマもユッタリ乗りたい」という精神的な余裕を持つ人にすすめておく。
少なくとも私は無理。もちろん普通のエンジンより燃費も良いし(JC08モードはミニバントップレベルの27.2km/L)、ドタバタしたアクセルの踏み方をしないなら、大きな問題もないかもしれません。
もしフリードハイブリッドの購入を考えてるなら、ぜひ試乗時にチェックして頂きたい。
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