ホンダ フィット 編集部員試乗レポート(2/3)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:オートックワン編集部
ホンダ・フィットをチョイス
オートックワンの2009年5月新車売れ筋ランキングの月間上位を眺めていると、ハイブリッドカーである「ホンダ インサイト」や「トヨタ プリウス」のランクインが目立つ。
しかし、これらのハイブリッドカーは諸々の環境問題を考えると最良の選択肢ではあるが、無難というのであれば、従来からあるガソリンエンジンの自動車をチョイスしたいところ。
そこで、昨年2008年で最も売れている乗用車を、無難なクルマという位置づけにしようと調べたところ、ホンダのフィットが1位であった。
果たして「ホンダ フィット」は、無難な缶入り胡椒のようなクルマなのだろうか?編集部員は2日ほどフィットを乗りまわしてみた。
最良の意味での無難さ
今回、検証で使用したホンダ フィットは1.3リッターエンジンにトランスミッションはCVTが搭載された前輪駆動(FF)のモデル。
メーカーにより多少の排気量の違いはあるが、イマドキのコンパクトカーらしいエンジンとミッションの組み合わせ。
また、室内も燃料タンクを車体中央に設置させたセンタータンクレイアウトで、ボディサイズはコンパクトでありながら、広く使える居住空間は特筆する点だ。
そこで、編集部員の経験則で恐縮だが、大抵の方がコンパクトなクルマを選ぶ理由は、駐車場や、家の前の路地が狭かったり、生活環境の都合で選んだり、普段のお買い物などで取り回しの良いクルマで選んだりと、普段着のクルマが必要かと思う。
コンパクトなボディサイズに広い居住空間を兼ね備えたという相反する条件を満たしたホンダ フィットは、普段着として最良の意味での無難さを持ち合わせているクルマと言えるかもしれない。
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