無限CR-Z 試乗レポート(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
ワイド&ローフォルムとリアウィングが印象的な「無限 CR-Z」
CR-Zの発売直後から議論されている「スポーツカーか否か?」というお題。
その答えを筆者は「解なし」だと思っている。乗る人それぞれが、それぞれに感じればいいことではないかと。スポーツカーであろうとなかろうと、満足できる人にとってはそれでいいのでは?
物足りないと感じる人は、何が足りなくて、どうしたいのかを考えて、できることからやればいいんだ。そして、後者にとても参考になるであろうクルマが、すでに存在する。
ホンダのワークスチューナー的ポジションにある「無限」が、取材日の間際までかけてセッティングを煮詰めたというCR-Zのデモカーを、早くも試すチャンスに恵まれた。
目の前に現れた無限CR-Zは、もともとのワイド&ローフォルムがさらに強調されていた。高いテールエンドにルーフと同じくらいの高くそびえ立つリアウィングが印象的だ。
風洞実験を経て開発した無限インサイトでのノウハウを活用したとのことで、見た目の迫力はもちろん、空力的にも高い効果が期待できそうだ。
ノーマルと違い「エンジンフィール」が感じられる
エンジンは、アイドリングからすでにちょっと野太いエキゾーストサウンドを奏でている。軽くブリッピングを試みると、ピックアップの鋭さがノーマルとまるで違う。
走り出すと、その感覚がそのまま走りにも表れていた。ノーマルのCR-Zは、モーターがアシストする独特の加速感こそ楽しめるが、エンジンの存在感がないというか、エンジン自体の印象が薄かった。
ところが無限CR-Zではエンジンフィールも、このクルマのドライビングプレジャーを構成する重要な要素となっている。また、ノーマルCR-Zでは期待外れと評された高回転域での伸びについても、サウンドの高まりとともに、痛快な吹け上がりを見せてくれる。
実際、計測するとパワー/トルクとも全域にわたって向上しているという。3,000rpm付近でちょっと音がこもる気もするが、これもチューンドカーに乗る楽しみのひとつだろう。
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