アメリカンプレミアムSUV/CUV 徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
ビッグスリー、2011年春の最新アメリカンプレミアムSUV徹底比較
2010年の後半から2011年初頭にかけて、アメリカのビッグスリー各社が手がけたプレミアムSUV/CUVが相次いで日本に導入された。
3モデルは、くしくも価格帯が近く、エンジンスペックやボディサイズも似たようなところにあり興味深い。
リンカーンMKXは、フォード・ジャパン・リミテッドが扱うリンカーンブランド車の第2弾として、2008年9月に発売。2011年3月にモデルチェンジし(発売は4月)、全面的に一新された。単一グレードで、価格630万円。
ジープ・グランドチェロキーは2011年2月にフルモデルチェンジ(発売は3月)して4代目モデルに移行。発売当初の時点では、日本導入モデルのエンジンにV8はなくV6のみとなっており、ベーシックな「ラレード」と、上級の「リミテッド」の2グレードがラインアップされている。
リミテッドでは、エアサスペンション付き車やパノラミックサンルーフ付き車を選ぶこともできる。グランドチェロキーの価格帯は398万円~538万円。今回のリミテッドのエアサス車は、価格523万円。
キャデラックSRXクロスオーバーは、2010年の8月に日本にて発表(発売は12月)。従来のSRXがFRベースのシグマプラットフォームだったのに対し、同車はFFベースのシータプラットフォームに変更され、車名も「SRXクロスオーバー」とされた。さらに、ダウンサイジングにより、3列シート7人乗りの設定はなくなった。
日本に導入されるのは3リッターV6エンジン搭載モデルのみで、「ラグジュアリー」(価格549万円)と「プレミアム」(価格599万円)の2グレードが設定されている。
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