200万円で買える!お手頃ミニバン 徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
ミニバンの人気の高さは相変わらずで、箱型のハイルーフミニバンもワゴンタイプのロールーフミニバンも、5ナンバー枠かそれに近い、いわゆるMクラスがボリュームゾーンとなっている。
その中で独自といえるポジショニングにある「マツダ プレマシー」がモデルチェンジを受けた。
2010年7月に発売された3代目プレマシーは、先代2代目のコンセプトを踏襲しつつ、各部のアップデートを図ったほか、新しいデザインを採り入れ、アイドリングストップシステム「i-stop」を導入したのが特徴。
今回持ち込んだのはメインの「20S」グレードで、価格は209万9,000円。
そして今回は、本来であればプレマシーと比較するのは、ウィッシュやアイシス、ストリーム、ラフェスタあたりであると思われるが、プレマシーに対し、あえて上と下の2台と比較したいと思う。
4枚のスイングドアを持ち、ボディサイズはだいぶ大きいものの価格帯が近いという「スバル エクシーガ」と、価格帯はやや安めだが、コンパクトながらハイルーフミニバン的パッケージで、両側スライドドアを持つ「ホンダ フリード」。
タイプこそ違うが、いずれも車両価格200万円前後で買える3列シート車を集めた。
エクシーガは、2008年7月に登場。途中、一部改良やモデル追加を経て、2010年7月、エントリーグレードの「2.0i」のみ採用が見送られていたリニアトロニック(CVT)が採用されるとともに、横滑り防止装置(VDC)や、ルーフスポイラー、フロントフォグランプなどが採用された。20i(2WD)の価格は199万5000円。
フリードは、2008年5月に発売。ホンダの中で、フィット、ステップワゴンに継ぐヒットモデルとなっている。フリードスパイクが出て間もないタイミングだが、今回はプレマシーとの対比のため、あえて通常の3列シート車を持ち込んだ。
今回の“Gジャストセレクション”は、2009年5月の一部改良時に追加された、従来のG・Lパッケージに、ディスチャージヘッドライトとマイクロアンテナなどを標準装備とした、現在の売れ筋グレードだ。7人乗りで、価格は179万4,000円。
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