新型ヴェゼル vs MX-30 ライバル人気コンパクトSUV 8番勝負! MX-30が対抗出来る3つのポイントは内装、取り回し性能、運転支援機能(2/2)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
商品力はホンダ 新型ヴェゼルの圧勝! ただし観音開きドアなどの独自性を受け入れられるならMX-30も十分に推奨出来る
勝負その8! 推奨グレードと買い得度比較
ホンダ 新型ヴェゼルの売れ筋グレードは、e:HEV Z(289万8500円/2WD)である。対するマツダ MX-30(242万円/2WD)は基本グレードが1つのみ。そのままだと装備がシンプルだから、セットのメーカーオプションであるベーシックパッケージ(7万7000円)とセーフティパッケージ(12万1000円)を加えて、総額261万8000円にすると両車のバランスが取れる。
新型ヴェゼルはフルハイブリッドシステムを搭載するため、マイルドハイブリッドのMX-30に比べると、価格が約28万円高まると考えれば良い。居住性や積載性などの実用性も考慮し、価格の割安感を判断すると、結果として新型ヴェゼルが買い得だと判断出来る。
一方のMX-30では、デザインや情緒などの価値が大切になる。
マツダ MX-30の企画は、現行マツダ2(旧デミオ)の市場調査において、コンパクトカーなのに女性ユーザーの支持が低いことを発端にスタートした。「スポーツ指向の車種だけでは、マツダ車のラインナップは足りない。女性のお客様を含めて、今までマツダ車に興味を持たなかったお客様も振り向かせたい」。このような思いからMX-30が開発された。
そこで従来のマツダ車とは違う水平基調のボディスタイル、コルクを使った柔和な雰囲気の内装、柔らかい座り心地のシートなどを採用した。MX-30は従来とは違う新しいマツダ車の出発点で、今後は同様の意図を持ったバリエーションが拡大していく。
ただし個性の強い観音開きのドアなども装着したから、本来MX-30が狙った魅力が伝わりにくい面がある。明るい雰囲気が特徴だった2代目「デミオ」(2002年~2007年)のコージー、室内空間に余裕のあった「ベリーサ」(2004年~2016年)など、MX-30の狙いはコンパクトカーで表現すべきだった。
■勝者:ホンダ 新型ヴェゼル
MX-30の個性が気になるならディーラーで実車もしっかりチェックしてみよう
商品力を客観的に評価すればホンダ 新型ヴェゼルが勝るが、個性を求めるユーザーには、マツダ MX-30は独特の魅力を備えている点が気になるところだろう。
MX-30について興味を持たれたなら、一度ディーラーで実車を見てみることをオススメする。ここまで比較・評価してきた点をご自身でも実際に確認し、ネガティブに感じられければ、MX-30の購入の検討をする価値は十分にあるだろう。
[筆者:渡辺 陽一郎]
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