独アッパーミドルプレミアムサルーン徹底比較(4/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
アバンギャルド主体のラインアップ
2世代続いた丸型ヘッドライトのEクラスは、A6や5シリーズをはじめとするライバル勢の台頭や、Eクラス自体の商品力の問題もあって、販売的には少々苦戦したと伝えられる。そうした中で、新しいW212型ではガラッとテイストを変えての登場となった。
日本導入モデルは、アバンギャルド主体のラインアップとなっており、Eクラス自体が、スポーティなアッパーミドルセダンとしてのイメージを、より強くもたらされるようになった。これは、これまでのマーケティングから判断されたことだと思われるが、悪くないと思う。
出てきた時代が悪かったため、出足の販売はあまり好調とはいえないようだが、クルマとしての実力は申し分なく、従前より確実にグレードアップを果たしている。Sクラスからの乗り換えユーザーをも吸収できそうな仕上がりといえる。このクルマこそ、これからしばらくカテゴリーの牽引役となっていくに相応しいことを随所から感じさせる。
エンジンのダウンサイジング
もともと先見の明を感じさせるクルマだったこともあり、いまだに見た目での古さは感じられない。2004年のデビューゆえ、すでにそれなりに時間が経過しており、このまま大きく変えることもなく次期型へのモデルチェンジを待つものと思われたA6だが、このタイミングで、これほど大きく手が入れられるとは予想外だった。
しかも、エンジンのダウンサイジングという、プレミアムセグメントとしては異例の手法を見せたことには驚きを覚える。これにより従来モデルと比較して大幅な燃費向上を果たしたことも大いに評価したい。
さらに、乗り心地や走行性能なども、グッといい方向に進んでいる。このところアウディのブランド力がメキメキと上がってきているが、それはいうまでもなくプロダクトの高い評価があってのこと。相次いで投入されたニューモデルもそうだが、マイナーチェンジしたA6からも、アウディの実力がヒシヒシと感じられる。
VWの底力を感じさせる1台
VWがパサートCCのようなクルマを手がけるとは、少し前までにはイメージできなかったと思う。
しかし、今のVWは、イオスを出し、パサートCCを出し、シロッコを復活させるなど、このところ、ともするとアウディ以上にチャレンジングと感じさせる。
しかし、日本でのVWのブランドイメージは、Cセグメントあたりまでは非常に優位なところにいるが、こうしたEセグメントの車種になると、やはりプレミアムブランドのほうに強みがあるのも否めないだろう。
それでも、こうして3台を並べても、それほどひけをとらない存在であることを見直していいのではと思う。しかも価格は大幅にリーズナブルである。このクルマに触れて、VWの底力をあらためて思い知らされた次第である。
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