トヨタのLサイズミニバン、エスティマがマイナーチェンジを実施をした。
現行エスティマは発売後10年以上を経過しており、本来ならフルモデルチェンジを行う時期だが、今はミニバンの需要も先行きが不透明。開発に多額のコストは費やせないが、エスティマには根強いファンも多いこともあり改良を行って代替え需要を呼び込みたい。そこで一種の妥協案としてマイナーチェンジを行った。
変更の内容は、外観ではフロントマスク、内装ではインパネのデザインを大幅に刷新。乗り心地に配慮しながら、ボディ剛性を高めて走行安定性を向上させるフロントパフォーマンスダンパーも用意した。安全装備では、緊急自動ブレーキを作動できる「Toyota Safety Sense C(トヨタセーフティセンスC)」を採用している。
エンジンは従来型のV型6気筒3.5リッターを廃止して、直列4気筒2.4リッターとハイブリッドを設定する。動力性能や燃費に大きな変更はない。
そこで今回は、2.4リッターのノーマルエンジンを搭載したエスティマを中心にライバル車と比べたい。比較する相手は、ホンダ オデッセイ、日産 エルグランドだ。両車ともホンダと日産を代表するLサイズミニバンである。
3車種の全高は、フラットフロア構造のハイルーフミニバンとしては少し低く設定されている。最も背が高いエルグランドでも1815mmに収まり、外観をスマートに見せようとしたことも3車に共通する特徴だ。
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