ホンダ オデッセイハイブリッド vs トヨタ ヴェルファイアハイブリッド どっちが買い!?徹底比較(1/5)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
ホンダ「オデッセイ」とトヨタ「ヴェルファイア&アルファード(以下、今回はヴェルファイアで検証)」は、両車ともにLサイズの上級ミニバンだ。
従来型のオデッセイはフラットフロア構造を採用しないワゴン風のミニバンだったが、現行型は床を平らに仕上げた。従来型と違って3列目の床が燃料タンクの張り出しで持ち上がらず、3列目に座っても膝を抱える窮屈な姿勢にならない。ヴェルファイアと同じ成り立ちのミニバンになった。
そしてオデッセイは2016年2月にハイブリッドを加えて、売れ行きも堅調に推移している。以前は販売不振に悩まされたが、3月には4,757台と、ヴェルファイアの5,005台に近づく売れ行きとなっている。今後の販売動向こそ未知数だが、取り敢えずは元気を取り戻した印象だ。
そこでオデッセイとヴェルファイアをハイブリッド同士で比べることにしよう。
※一部の画像について、ヴェルファイア ガソリンモデルを使用しております。予めご了承ください。
ボディスタイル/サイズ/視界/取りまわし性比較
両車の外観を比べると、ヴェルファイアハイブリッドはボディがひとまわり大きい。
全長/全幅/全高は、オデッセイハイブリッドが4830/1820/1685mm。ヴェルファイアハイブリッドは4930mm(ZRは4935mm)/1850mm/1895mmだ。後者は全長が100mm長く、さらに天井は210mm高い。全高の違いがヴェルファイアハイブリッドの存在感を際立たせた。
ただし取りまわし性が優れているのはオデッセイハイブリッドだ。
視線の位置が低いから、ボディの左側面や斜め後方の死角が小さい。ヴェルファイアハイブリッドは遠方が良く見える代わりに、全長と全幅が上まわるために車庫入れなどで気を使う。
最小回転半径もオデッセイハイブリッドが5.4m、ヴェルファイアハイブリッドは5.6mと差がある。オデッセイハイブリッドが運転のしやすいクルマとはいえないが、ヴェルファイアハイブリッドに比べれば、視界と取りまわし性が勝っている。
勝者:オデッセイハイブリッド
内装のデザイン/質感/操作性/視認性比較
インパネ周辺を始めとする内装の質感は、ヴェルファイアハイブリッドが圧倒的に高い。メッキパーツを豊富に使って木目調パネルなどの光沢も強い。ミニバンというより車内の広いクラウンという雰囲気だ。
ミニバンはファミリーカーの代表とされるが、ヴェルファイアハイブリッドには、大人が多人数で移動するフォーマルなイメージがある。
対するオデッセイハイブリッドは、上質ではあるがミニバンらしくカジュアルだ。インパネのデザインも、ヴェルファイアハイブリッドは中央に配置された縦長のコンソールが高級感を醸し出すが、オデッセイハイブリッドは横長で開放感が伴う。
操作性や視認性は、両車ともに大差はないが、質感でヴェルファイアハイブリッドの勝ちだ。
勝者:ヴェルファイアハイブリッド
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