【比較】ホンダ S660 vs ダイハツ コペン どっちが買い!?徹底比較/渡辺陽一郎(2/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
ホンダ S660 vs ダイハツ コペン/インテリア対決
内装の質感は両車ともに軽自動車としては高い水準にあるが、カッコイイと感じさせるのはS660だろう。インパネはドライバーを包み込むようにデザインされ、視覚的にも車両との一体感を得やすい。
メーターパネルは、S660では大径のタコメーターが装着され、速度はその内部にデジタルで示される。もっとも、このあたりは好みによっても左右される。
車内の雰囲気は、オープンにした状態であれば両車とも開放的だが、トップを閉じた状態では、S660が良くいえばタイト、悪くいえば窮屈に感じる。サイドウインドウの上下寸法も乏しく、右側のウインドウを全開にしても顔を出しにくい。
軽自動車だから両車とも取りまわし性に不満はないが、車庫入れや縦列駐車が行いやすいのはコペンだ。日常的な移動に使うとなれば、使い勝手で差が生じる。
加速力などの動力性能はS660が力強い。コペンも2500回転付近では過給効果が感じられ、3800回転前後から速度の上昇が活発になるが、S660では約1800回転で駆動力の立ち上がりを感じる。この後、2500回転前後から6000回転を超える領域の吹き上がりも機敏だ。コペンも排気系統などに手を加えたが、S660ではターボなどを専用に設計して、実用指向のNシリーズとは異なるスポーツカーのエンジンに仕上げた。
トランスミッションの操作感は両車とも良好で、特にS660は、6速MTながら確実に操作できて感覚的にも優れている。コペンはATレバーを含めて、取り付け位置が少し前寄りだ。
CVTの制御はS660に特徴がある。アクセルを少し踏み増した程度では、無段階の変速操作をあまり行わない。前述の高い駆動力を生かし、車速を高めようとする。燃費を含めた効率を重視するなら、少し変速させてエンジン回転を高めた方が良い場合もあるが、そうするとドライバーのアクセル操作/エンジン回転/車速の比例関係にズレが生じてしまう。運転の楽しさを重視して、CVTの変速をあえて抑えた。
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