輸入車プレミアムクーペ 徹底比較(1/4)
- 筆者： 岡本 幸一郎
- カメラマン：原田淳
2ドアのクーペモデルというものは、いつの時代も羨望の的。国産車にも同様のモデルがいくつも存在したが、いつのまにか衰退の一途をたどり、今では数えるほどしか存在しなくなった。それはいつしか憧れの対象が輸入プレミアムブランド車が中心となったのも要因のひとつといえるだろう。輸入プレミアムブランド車の世界では現在でも魅力的なスポーティモデルが続々とデビューし、絶対的な販売台数こそそれほど多くないものの、大いにもてはやされている。
2006年中盤、アルファ ロメオ アルファブレラ、プジョー クーペ407といった魅力的なラテン系スペシャリティクーペが相次いでリリースされた。
この2台はいずれもセダンをベースに、クーペとして仕立てたモデル。そして、セダンもラインアップする中で、あえてクーペを選ぼうという人に向けた趣味性の高いモデルである。単にクーペボディを架装したにとどまらず、細部にいたり数々のプラスアルファを備えている。
そして今回は、このカテゴリーを代表するモデルとして、メルセデスベンツ CLKを持ち込んだ。
どれも価格はそれなりに高いが、手に入れることで得られるものは多いはずだ。2ドアだからこそ実現したデザインもあるだろうし、パーソナルな雰囲気もあるし、乗って味わえる特別な世界がある。それぞれのモデルが持つ魅力を探っていこう。
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ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る
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