【比較】ホンダ ヴェゼル(ハイブリッド)vs スバル XV(ハイブリッド)どっちが買い!?徹底比較(4/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
ホンダ ヴェゼル vs スバル XV 装備対決
装備については当然ながらグレードによって異なるが、「XV」は今のスバルの代名詞とも呼べる「アイサイト」を必ず装着したい。
そうなると選ぶべきグレードは最上級の「2.0i-Lアイサイト」となり、運転席と助手席の電動調節機能、ディスチャージヘッドランプ、17インチアルミホイールなどが標準装着される。車両価格はノーマルエンジン車が「255万9,600円」、ハイブリッドが「286万2,000円」だ(消費税はいずれも8%)。
この「XV2.0i-Lアイサイト」に相当するグレードをヴェゼルからピックアップすると、ヴェゼルのノーマルエンジンは2WDの「S」グレードで車両価格は「218万円」。ヴェゼルのノーマルエンジンは前述のように2WDを中心としたラインナップとなっており、4WDはベーシックな「G」のみだから、4WDを積極的に選びにくい。
ヴェゼルハイブリッドは、4WDの「X・Lパッケージ」で275万円(消費税はいずれも8%)。ヴェゼルの両グレードともに、時速30km以下で作動する自動ブレーキを含んだ衝突回避の支援機能、サイド&カーテンエアバッグ、ルーフレールなどを装着する。
このグレード比較だと、装備はヴェゼルが若干充実して価格も安いが、排気量に500ccの差があることを考えればお買い得度は同等になる。
注意したいのは衝突回避の支援機能だ。XVのアイサイトは幅広い速度域をカバーしているが、ヴェゼルは低速域のみ。アイサイトであれば車間距離を自動制御するクルーズコントロールの機能も備わり、機能にはかなりの差が生じる。
こういった点も踏まえて両車の優劣を判断すると、居住性はヴェゼルが勝る。荷室の広さと使い勝手についてはヴェゼルが“圧勝”だ。逆に、動力性能と走行安定性は「XV」が優れている。そして、運転する楽しさと乗り心地は同等で、安全装備では「XV」がアイサイトによって差を付けている。
ホンダ ヴェゼル vs スバル XV 対決 総括
総合的な評価は互角だが、ヴェゼルは背の高いボディによって空間効率が優れ、居住空間や荷室は、フィットの拡大版、あるいは上級版といった造り方だ。全般的に実用性が高い。
対するXVは立体駐車場の利用性が優れ、走行性能も高く、機能は5ドアハッチバックに近い。アイサイトの採用も含めて、ヴェゼルに比べると、実用性よりも走行性能を重視した性格になる。
以上のような違いを踏まえ、試乗チェックも行って選び分けると良いだろう。
なお、ヴェゼルはハイブリッド車がリコールを受けた影響もあり、注文してから納車されるまでにノーマルエンジン、ハイブリッドともに約6ヶ月を要する。XVはノーマルエンジンが約2ヶ月、ハイブリッドは2.5ヶ月に収まる。
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