レクサス IS・BMW 3シリーズ・メルセデス・ベンツ Cクラスを徹底比較 -後輪駆動の高級ミドルサイズセダン-(1/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
セダンならではの上質な走行安定性と乗り心地に優れた燃費性能を加えた人気上昇中の3車を比較試乗
セダンはかつて日本車の売れ筋だったが、今は個性的なジャンルになった。2013年4~6月には、国内で売られるクルマの40%が軽自動車でコンパクトカーが約20%。セダンの販売比率は15~20%にとどまる。
セダンが少数派になった一番の理由は空間効率が低いことだ。セダンの全高は1430~1490mmで、この高さで4名乗車の可能な室内を得るには、4300mm以上の全長が必要になる。となればエンジンの排気量が拡大し、価格も高まる。
国内の販売不振を理由に、セダンの海外指向が強まったことも災いした。5ナンバーサイズのセダンは、今では営業用車を除くと4車種のみ。燃費性能の進歩が滞り、エコカー減税への対応が遅れたこともマイナス要因だった。
しかしセダンの魅力が薄れたわけではない。背が低ければ重心も下げやすい。リアシートとトランクスペースの間に隔壁があり、ボディ剛性は高めやすい。
低重心でボディ剛性が高ければ、車両が前後左右に振られにくく、走行安定性と乗り心地を確保しやすい。「安全と快適」はセダンの魅力の1つである。
そして欧州メーカーのセダンは、小排気量のガソリンターボ、クリーンディーゼルターボの搭載で燃費が向上したことでエコカー減税対象車が増え、燃費向上と減税対応が遅れた国産セダンを尻目に売れ行きを伸ばしている。
それでも最近は、国産セダンの燃費性能も向上してきた。アテンザはクリーンディーゼルターボ、クラウンは直列4気筒2.5リッターのハイブリッドを設定する。そしてプレミアムブランドのレクサスISも、クラウンと同タイプのハイブリッドを搭載した。
ここでは設計の新しいレクサス ISと、そのライバル車となるBMW 3シリーズ、メルセデス・ベンツ Cクラスを比較したい。
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