ハイブリッドミニバン対決!エスティマハイブリッド vs ヴェルファイアハイブリッド どっちが買い!?徹底比較(1/2)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
エスティマHVとヴェルファイアHV、トヨタの2大ハイブリッドミニバンはどちらが「お買い得」!?
3ナンバーサイズで、なおかつ全高が1,700mmを超える本格的なミニバンのハイブリッド仕様としては、ヴェルファイア&アルファードとエスティマが挙げられる。
直列4気筒の2.4リッターエンジンをベースにしたハイブリッドシステムを搭載。ボディの重いLサイズミニバンとあって、ハイブリッド採用による燃費の節約効果は大きい。
両車ともに後輪をモーターで駆動する4WDを成立させ、雪道などにおける発進性も良好だ。
「ヴェルファイア」「アルファード」「エスティマ」はいずれもトヨタ車とあって、プラットフォームやハイブリッドは共通で、基本的に同じベースを使いながらボディや内装のデザインを造り分けている。それでも全高や車重が違う為、運転感覚や燃費性能は異なる。
ここでは代表的なグレードとして、ヴェルファイアハイブリッドZR(7人乗り/455万円)とエスティマハイブリッドアエラス(7人乗り/406.2万円)という、スポーティな2グレードで比べてみたい。
“エクステリア”比較 【エスティマハイブリッド vs ヴェルファイアハイブリッド】
まずはボディサイズだが、ヴェルファイアハイブリッドはエスティマハイブリッドよりもひとまわり大きい。全長は「70mm」長く、全幅は「20mm」幅広く、全高は「145mm」も上まわる。
外観の違いを印象付けるのは、背の高さとフロントマスクをはじめとするボディスタイルだろう。
フロントマスクは上下方向に厚みを持たせたデザイン。さらにボディ全体の形状も角張っているから、存在感が強い。
対するエスティマハイブリッドは、ボディ全体を卵型に仕上げ、視覚的な引き締まり感があってボディはむしろコンパクトに見える。
エクステリアはヴェルファイアハイブリッドが豪華指向、エスティマハイブリッドはスポーティ指向ともいえるだろう。
“走行性能”対決 【エスティマハイブリッド vs ヴェルファイアハイブリッド】
このボディスタイルの違いに基づき、車両重量にも差が付く。エスティマハイブリッドアエラスは7人乗りで「1,960kg」だが、ヴェルファイアハイブリッドZRは同じ7人乗りでも「2,110kg」と、150kgも重くなる。
両車ともに2.4リッターエンジンにモーター駆動を併用することで、動力性能はノーマルエンジンでいえば2.7リッタークラス。いずれも力不足は感じないが、エスティマハイブリッドはボディが軽いために加速性能にも少し余裕がある。
走行安定性も異なる。
エスティマハイブリッドはノーマルの2.4リッターエンジン搭載車に比べれば操舵感は鈍めだが、さほど違和感はない。対するヴェルファイアハイブリッドは高重心でボディが重く、走行安定性を妨げないように後輪の接地性を高めたから、操舵に対する反応が鈍い。
タイヤサイズも影響した。
ヴェルファイアハイブリッドは17インチか18インチのタイヤを装着して、コーナーでは車両をしっかりと曲げたいが、重いボディと乗り心地のバランスを重視して16インチタイヤ(215/65R16)を選択した。
そのために速度を少し高めて曲がると、外側に位置する前輪が大きく歪んで旋回軌跡を拡大させやすい。車両の動きは全般的に腰高だ。
その点、エスティマハイブリッドが装着するタイヤは17インチ(215/60R17)だから、車両重量の軽さも含め、ヴェルファイアハイブリッドに比べて曲がりやすく感じる。
以上のように、動力性能と走行安定性はエスティマハイブリッドの方が有利だ。
この記事の画像ギャラリーはこちら
すべての画像を見る >愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。