N BOX vs タント どっちが便利!?徹底比較(2/2)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
トルクがあって扱いやすいN BOXとゆったりした印象のタント
次は動力性能。ノーマルエンジン同士で比べると、N BOXは最高出力が58馬力(7300回転)、最大トルクは6.6kg-m(3500回転)。タントは52馬力(6800回転)、6.1kg-m(5200回転)になる。
実用面で注目すべきは、最大トルクの数値と発生回転数だ。N BOXの最大トルクはタントを0.5kg-m上まわり、1,700回転低い実用域で発生する。車両重量は930kgで同等だから、発進直後から街中の巡航まで、N BOXの方がアクセルの踏み方が少なく済み、扱いやすいのだ。
操舵感も同様。タントは腰高感が伴い、走行安定性を確保するために反応が鈍く抑えられているが、N BOXは高重心の軽自動車とあって機敏とまでは言えないものの、タントに比べると自然に扱えて走行安定性も満足できる。
乗り心地は、粗さは感じないものの、N BOXは少し硬め。タントはゆったりとした印象だ。
燃費はN BOXが22.2km/L、タントは24.8km/L(いづれもJC08モード)だ。タントはミライースの技術を投入し、900kgを超えるボディながら優れた燃費を達成している。
そして、総合評価は!?
タントの発表は2007年12月、N BOXは2011年11月と4年の時間差があり、N BOXはタントやパレットを入念に研究して開発された。
従って走行性能、居住性、積載性など、幅広い面でN BOXが優れている。
買い得グレードの価格は、N BOXの「G・Lパッケージ」が134万円、タントは「X」が132万円と拮抗している。一般的に買い得なのは、N BOXだろう。ただし、N BOXにリアシートのスライド機能が付かないのは痛いところだ。
リア側にチャイルドシートを装着した時、前寄りにスライドできれば信号待ちの時などに親が子供のケアをしやすい。またリアシートを前寄りに移動できれば、車内の最後部にベビーカーや子供用の自転車を積める荷室を確保できる。
総合評価はN BOXの勝ちで幅広いユーザーに推奨できるが、リアシートのスライド機能、燃費性能、収納設備の使い勝手を特に重視する場合は、タントも検討したい。
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