「リッター30km時代」を走り抜ける!「超低燃費でお買い得な軽」徹底比較(1/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
アイドリングストップの採用と多彩な環境技術の積み重ねで、燃費性能が飛躍的に向上
話題の「燃費の良いクルマ」といえばハイブリッド車。その次は電気自動車だが、実は軽自動車が凄い。
10年ほど前、軽自動車の10・15モード燃費は17~19km/L程度。それが今は22~25km/Lが常識だ。
ハイブリッドではなく、アイドリングストップすら装着しない普通の軽自動車が20km/Lを軽く上まわる。軽自動車は排気量が660ccと小さく、エンジンの負荷が大きい。かつては「燃費がコンパクトカーより悪くても仕方ない」と言われたが今は違う。小さなエンジンを燃費の向上に生かしている。
さらなる弾みを付けたのが、2011年9月に発表されたダイハツのミライース。各種の低燃費技術とアイドリングストップの併用で、JC08モード燃費が30km/L、10・15モードは32km/Lになる。
従来型のミラに比べると33%の上乗せだ。しかも価格は2WDで見ると79.5~112万円と安い。一躍人気を集め、2012年1月までの統計では、軽自動車の販売首位に立つ。
「スズキは差を付けられた」と思ったが、2011年11月にアルトエコを発表。10・15モード燃費はミライースと等しい32km/L、JC08モードは0.2km/Lを上まわる30.2km/Lに達した。
登場時期を見ると「急場しのぎ」で造ったように思われるが、実は約2年間を費やして開発された渾身の低燃費車。ミライースに真っ向勝負を挑む。
ダイハツはムーヴやタントにもミライースの「イーステクノロジー」を投入。背の高い車種も含めて燃費を向上させた。特にムーヴは頑張り、JC08モード燃費は27km/L、10・15モードは30km/Lになる。軽自動車は基本的に国内専売で、価格を含めて競争が激しい。
今はまさに燃費競争。環境に加えてユーザーの懐にも優しく、価格は割安。この競争は大歓迎だろう。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。