フォード フィエスタ試乗レポート/藤島知子 ~走りにこだわる欧州で人気のフィエスタを再インプレッション~(1/4)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:和田清志
走りにこだわる欧州で人気を誇る「フォード フィエスタ」、いま再びインプレッション!
小さいクルマではあれど、ユーザーの要求は厳しく、販売競争が熾烈を極めているコンパクトカー。
どの世界にも幅広い層の支持を集める『王道』の商品が存在する一方で、業界関係者を唸らせる『隠れた名車』が存在する。そんなクルマが『フォード フィエスタ』。
走りやデザインに定評がある欧州フォードの血統を受け継ぐフィエスタはクルマと一体感を得て楽しい走りはさることながら、スーパーカーのエッセンスをギュッと凝縮してしまったかのようなハイクオリティな佇まいがとても魅力的に映るモデル。
このクラスの競合メーカーが常にマークしてきたVW ポロはドイツ仕込みの質実剛健な走りと優等生的なキャラクターに加えて、安全装備の充実ぶりをアピール。一方で、日本ではまだ地味な存在に映るフィエスタだが、走りへのコダワリ層が多い欧州では必ず引き合いに出されるほどの人気モデルなのである。
日本のコンパクトカーづくりを手掛ける開発者も密かにマークしており、ある開発者の言葉を借りれば「走りの質や一部のボディ剛性はポロに勝る」とも囁かれていたりする。
その魅力的なスタイリングに、颯爽と走る姿を連想させる
なんと言っても魅力的なのはエクステリアのスタイリング。
少し高めの位置にレイアウトされた台形グリルはクローム塗装を施すことで艶やかにドレスアップ。凜とした表情の切れ長な目元と媚びない面持ちが知的な印象を与え、フロントマスクからキャビンに向けて膨らむ流麗なプロポーションは空気を切り裂きながら、颯爽と走る姿を想像させる。
その上、デザイナーの力量を感じさせるのがスタイリッシュなデザインと運転席からの良好な視界を見事に両立させていること。
サイドウインドウはドアミラー側に行くにしたがって低い位置まで切り下げられた設計で、フロントウィンドウを支える柱の根元付近がドライバーの運転視界に掛かりにくい。歩行者や障害物の状況が掴みやすく、それが安心感に結びつくというワケだ。
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