フォード フィエスタ試乗レポート/藤島知子 ~走りにこだわる欧州で人気のフィエスタを再インプレッション~(3/4)

フォード フィエスタ試乗レポート/藤島知子 ~走りにこだわる欧州で人気のフィエスタを再インプレッション~
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排気量を感じさせないレスポンスに優れた走りに、思わず目を疑う

ハッとさせられたのは直列3気筒 1L直噴ターボエンジンがもたらすパワーフィール。

最近の欧州車は少ない排気量で必要充分な力を発揮して燃費性能にも貢献するダウンサイジングターボが主流になっていますが、フィエスタの1Lターボエンジン×6速のデュアルクラッチトランスミッションは少ない排気量でありながら、驚くほど伸びやかな加速を披露してくれる魔法のようなパワーユニット。

そのレスポンスに優れた走りは「ホントに1Lなの!?」と目を疑ってしまったほど。

それもそのはず、この3気筒エンジンは並みいる競合を押しのけて2012年と2013年にインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを2年連続で受賞した革新的なエンジン。空気の流れや燃料噴射のタイミングなどを緻密にコントロールして効果的な燃焼を促すことで100馬力ものパワーを生み出し、高速道路の合流や追い越しでもゆとりをもって加速することができます。

振動が出やすいハズの3気筒エンジンですが、あらかじめエンジンが回った時に振動を打ち消す設計を施すことで不快な振動を意識させることもなく、乗り心地もじつに快適。

加速力のインパクトでいえばVW ポロの1.2L直噴ターボも定評がありますが、フィエスタの加速はちょっと違っていて、アクセルを踏み込んだ時に一瞬、力を溜めてからグイーンと伸びやかに加速していく感覚がなんとも情緒的。

強いていえば、ブレーキの効き始めがもう少しマイルドだと車体の前後の沈み込みが少なくて済むんじゃないかと思うけれど、こうしたちょっとしたクセが“愛着がわく走り”に繋がっているかも知れない。

それにしても、わずかなアクセル操作でドライバーがどう走らせたいか汲み取りながら変速したり、クルマの姿勢を自在にコントロールしていける感覚はまさに欧州フォードの血統を感じる部分。

クルマと一体感を得る喜びに目覚めさせるだけでなく、タイヤが的確に路面を捉えていける感触が手の内でコントロールしている感覚を与えてくれてじつに走らせやすい。

また、後退時はダッシュボードに備え付けられたバックモニターに車両後方の画像が映しだされる。こうしたドライバーをフォローする装備は車庫入れをするたびに有り難みが実感できるハズ。

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藤島 知子
筆者藤島 知子

通称「藤トモ」。スーパー耐久のレースクイーンを経験後、軽自動車レースに参戦したことがきっかけで様々なレースに参戦。レースで培った技術と女性ならではの視点が魅力の女性モータージャーナリスト。記事一覧を見る

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