フォード 新型エクスプローラー 試乗レポート/岡本幸一郎(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
様変わりした新型エクスプローラーが示す、アメリカンSUVの方向性
誕生から20年、エクスプローラーがモデルチェンジして4代目に移行した。アメリカンSUVのベストセラーとして築き上げてきたものを、今後にどうつなげていくか?
その答えが、このクルマにはある。
フレームシャシーをやめてユニボディ(=モノコックボディ)としたことをはじめ、V6直噴エンジンを横置きとしてトルクオンデマンド式のフルタイム4WDを採用し、さらに路面状況に合わせて4つのモードから最適な駆動方式を選択できる新機構を備えるなど、クルマとしての基本的な部分がガラリと変わった。これをフォードでは、「SUVを再定義する」と表現している。
エンジン自体も、将来的にはより上のスペックのものも追加されるのかもしれないが、新開発の3.5リッターV6直噴ユニットがメインとなり、V8の設定がなくなったのが印象的。
また、近い将来には「エコブースト」と呼ぶ2リッター直4ターボを追加予定というのも驚きだ。これも時代を反映してのことだろう。
全長が5mを超え、全幅が2mに達したボディは、やはりかなり大柄。
エクステリアデザインは、従来モデルとの「共通点」は即答しにくいものの「共通性」は多々あるという印象で、これが新しいエクスプローラーだといわれれば妙に納得するものはある。
ドライバーズシートから目に入るものも一変した。目の前のインパネは、SUVというよりもCUV的な雰囲気で、無骨さはなく洗練された佇まいとなっている。
装備面では、先進のドライバーコネクトテクノロジー「My Ford Touch」が特徴的。
これにより、各種機能の表示や設定を視覚的にも楽しみながら操作することができる。また、英語によるボイスコマンド「SYNC」もユニークだ。
惜しいのはカーナビで、現状ではもし付けるとしたら、かなり後付け感の強いものとなるため、スッキリと内蔵されるものが、早く用意されるよう期待したい。
室内の広々感は相当なものだ。
とくに3列目の居住空間は常用にも耐えうる広さが確保されている。成人男性が乗っても頭上や横幅の広さにあまり不満を感じることはないだろう。
この3列目シートは左右跳ね上げ式ではなく50:50で前倒ししたり床下に収めたりすることができるようになっていることもポイントで、しかも上級のリミテッドであれば電動で操作することができる。
ラゲッジスペースは、3列フル乗車の状態でも595リットルという大きな容量が確保され、2~3列目シートを倒すと最大で2285リットルもの巨大なスペースを出現させることもできる。
これだけの広さがあれば、どこへでも行ける走破性とともに、場所を問わず大きな道具を使ったレジャーを楽しむこともできるだろう。
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