フォードエクスプローラー/Fun to Drive×日下部保雄(3/3)
- 筆者: 日下部 保雄
- カメラマン:オートックワン編集部
林道でも、思い描いたコーナリングラインを正確にトレースできる
最近平日でも交通量が多くなった関越道を降りて、いよいよ国道から秩父山系へ、群馬、長野、山梨に至るオフロードを主体とした長いドライブが始まった。フロントウィンドウ越しに写る景色は、ウン十年前のラリードライバー時代を蘇らせる。
街並みの風景は昔と変わってしまっていたが、道や山形に面影が残っている。最初はそこそこあったコース幅は次第に狭くなり、そしてとうとうダートになる。林道のタイトコーナーでも以外とロールが少なく、高いアイポイントは見切りがいいので自分の思い描いたコーナリングラインを正確にトレースできる。
カーブミラーで対向車に注意しながらハンドルを握っていたが、次第にペースが上がっていたらしい。予定より早い時間に目標地点を通過した。
ナビシートに座る編集長もどっしりと座っていられるのは、姿勢安定性の高さにあるのは間違いあるまい。山菜取りなのか、最初は時折見えたミニバンがいなくなり、クルマにはほとんど出会わなくなった。つまりSUVの本領発揮と言うことだ。
普通のクルマでは躊躇するようなラフロードでも、高いグランドクリアランスと大きなタイヤ、それにAWDの威力で急峻な山岳路も何の苦もなく駆け上っていく。
身のこなしはサイズに似合わず軽快だ。245/65R17のオンロード志向の強いSUV用タイヤはダートでも大きなトラクションがかかり、ドライバーとしてはサイドウォールに気を配ったカットバーストに注意してコーナリングラインを選ぶ。この辺は昔取った杵柄!路面の凹凸を選び、アクセルとブレーキで車にショックを与えないよう走るのも懐かしい感触だ。
エクスプローラーは、そんなドライバーの意思に忠実に反応してくれるので安心だ。もう少し時間を稼ぎたかったので、ペースを少し上げる。
さすがに下りでは重量級のSUVをコントロールするために早めの操作をしてやるが、下りではブレーキのフェードに気をつけてやることが必要だ。調子に乗って走っていたら少し甘くなってきたが、ブレーキのコントロール幅は比較的大きい。
激しいアップダウンを繰り返し、標高1,700m以上の三国峠まで到達。今年の激しい雨で痛めつけられた林道走破は、ようやく終わりを迎えた・・・。
ウィンドウへの内装の写りこみが少ない黒い内装色も、パッセンジャーにドライブ中の安心感を与えてくれる。私たちにストレスはまったくない。帰りは勝沼から中央自動車道経由で帰宅。7時間半掛けて420kmを走り、燃費は5.9km/Lの燃費。オンもオフもタフにこなしたのだから、妥当なところだろう。
美しかったアドベンチャーブラックの外装色は白く汚れてしまった。今日一日、行動をともにしてくれたエクスプローラーが愛おしく、その証が汚れだと思うと洗い落とすのが惜しい・・・。
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