フィアット500/500Cの日本輸入累計5万台を記念して陸揚げ式を開催
- 筆者: 井口 豪
- カメラマン:井口 豪・FCAジャパン
2019年11月15日、愛知県豊橋市にあるFCAジャパン新車整備センターで、フィアット500/500Cの日本輸入累計5万台を記念した陸揚げ式が開催された。累計5万台目となるフィアット500が、同県同市の三河港に陸揚げされ、同センターに搬入された。
3代目 フィアット500/500Cは10年連続4000台/年を販売
フィアット500は、1936年に誕生したブランドを象徴するモデルだ。2代目のフィアットNOUVO 500以降、イタリア語で「500」を意味する「チンクエチェント」の愛称で親しまれている。
3代目の発売は2007年3月。翌年、FCAジャパン株式会社によって日本での販売が開始された。2019年10月末までの年間累計台数は3722台に達し、過去最高だった2014年に迫る勢いで売り上げを伸ばしている。10年連続で、年間販売台数4000台を超える予定だ。
日本文化とのさまざまなコラボレーションを展開予定
式典でFCAジャパン マーケティング本部長のティツィナ・アランブレセ氏は「私たちの仲間たちがすごく大事な仕事を毎日頑張っているこの特別な場所で、今日のイベントを開催できることをとても嬉しく思います」とコメント。
「今年、フィアットは創設120周年ですし、フィアットにとってもFCAジャパンにとってもすごくリッチな1年になったと思います。おかげさまで、フィアットはお客様にとってプレシャスなものになっています。」と感謝の気持ちを述べた。
そして、フィアット500のヘリテージやフィアットが貫いてきたポリシーを紹介。
「チンクエチェントは“ハピネス”のアイコンになっていると思います。モデルチェンジを経てもなお、チンクエチェントのDNAは息づいています。それはナチュラルビューティ。化粧がいらない美人です。そのシンプルできれいでスタイリッシュかつユニークなデザインは、日本文化にも通じるものがあると思います。」と日本との深い結び付きについても触れた。
さらに「チンクエチェントは日本とクロスカルチャーできます。私たちのずっと昔からのベストフレンドである“ルパン三世”や奈良県のマスコットキャラクターである“せんとくん”、メイド・イン・ジャパンの伝統工芸品など、日本文化とのさまざまなコラボレーションを展開していきたいと考えています。フィアットはこれからもずっとコミュニティを一番大事にしていきます。キーワードは“Ciao(チャオ)”。次の120周年に向けて、さまざまなチャレンジをしていきたいです。」と今後の展望について語った。
フィアット500は豊橋のイメージをぐっと上げてくれる
来賓代表として祝辞を述べた豊橋市産業部長の稲田浩三氏は「FCAジャパンさんは、2011年に豊橋の三河港に進出してくださいまして、以来今日まで素晴らしいクルマを陸揚げして日本全国に配送するという本当に大事な役割を担っていただいております。」とFCAジャパンの取り組みを紹介。
「三河港は、年間20万台を陸揚げする国内最大の自動車輸入港であります。その中でチンクエチェントのかわいらしいナチュラルビューティなクルマは、非常にファッショナブルで、豊橋を語る時にまちのイメージがぐっと上がる非常にありがたい存在であります。もっともっと広めていただいて、日本をスマイルでファッショナブルな国に塗り替えていってくれたら嬉しいなと思います。」と語った。
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