高速道路と一般道はどっちが早く着く!?お盆休みの渋滞でガチンコ対決してみた【東京~群馬 2019お盆編】(6/8)
- 筆者: 遠藤 イヅル・小鮒 康一
- カメラマン:MOTA編集部・遠藤 イヅル・小鮒 康一・茂呂 幸正・和田 清志
【高速道路編その3】長い長い渋滞を抜け、やっとゴールが見えてきた
休憩後、藤岡JCTまでわずかに流れた後、上信越道の甘楽(かんら)PA付近まで再び15kmほどの渋滞が始まってしまいました。NEXCO東日本の予測よりも渋滞開始ポイントが遅くなりましたが、それでも事実上、川越ICあたりから、目的地の最寄り・下仁田ICまでほとんど渋滞というイメージでした……。いやはや、正直さすがにちょっと疲れました。お盆渋滞というのは、本当に甘くないのですね。
甘楽PAの渋滞を抜け下仁田ICを降りれば、ゴールの「南蛇井駅」(なんじゃいえき)はもうすぐです。え?まさかそれがゴール? そうです! なんじゃい=上信電鉄上信線の南蛇井駅が目的地だったのです! 理由は……鉄分が多いワタクシとT編集長で「距離的にちょうど良いね」ということで(それだけかい)。なお南蛇井駅は難読駅名としても知られています。
そして午前11時半、高速チームは無事、南蛇井駅に到着しました。おっ、下道チームのフナタンが乗る白いデリカD:5 アーバンギアがいません! 高速チームの勝利が決定です。やったー! 高速チームはフナタンが着くまでの間、風情ある木造駅舎や、やってくる電車を堪能です。
一般道チームを待つ間、しばし“鉄分”補給・・・
上信電鉄は地方私鉄としては珍しく自社発注の車両が多く、しかもいずれも個性が強いので見所が多い路線。車両面ではさらに西武鉄道やJRからの譲渡車両もあったりして、両数は少ないながらもバリエーションに富みいつ行っても飽きさせないのです。この日も南蛇井駅に滞在したわずかな時間に、自社発注の1000形、デハ252+クハ1301(なんと新塗装!)、元西武新101系の500形という3編成を見ることができました。とはいえ、鉄分補給的にはまだまだ全然足りないのですが(涙)。
注目のデリカD:5の燃費ですが、なんとオンボードメーターで13.4km/Lを記録。平均速度33km/hのほぼ渋滞という状態で、デリカD:5の車格と車重を考えると、この数値は立派ですよね。今回は特に燃費を意識した運転もしていません。モリモリ溢れる低速トルクを利してどんな場面でも気持ち良い加速を見せてくれるクリーンディーゼル、さすがです。パワーと燃費の両立がしっかり図られていることが改めてわかりました。
帰路の高速道路でも直進安定性、乗り心地はいずれも抜群でした。視界が良く四角い車体のため、どんな場面でも「乗りにくい」と感じることがなかったことも、記しておきたいです。
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