竹岡圭のドライブvol.28 ダウンヒルに挑戦!(4/4)

竹岡圭のドライブvol.28 ダウンヒルに挑戦!
画像ギャラリーはこちら

サントリー白州工場見学

さて、おそばの産地のこの辺りは、水がキレイなことでも有名なスポット。というわけで、お次はサントリー天然水白州工場へと向かいます。サントリー白州蒸溜所の中にあるこの工場では、皆さんご存知~山の神様がくれた水~のキャッチフレーズでお馴染みの「サントリー天然水 南アルプス」の制作過程を見せてくれる、つまり工場見学をさせてくれるんです。

とはいえ、西に甲斐駒ケ岳、北に八ヶ岳という恵まれた土地から汲み上げただけの天然水ですから(濾過などはしています)、主にボトリングする過程を見学させてくれるんです。滅菌性を高めるために、ほぼオールロボット化されているんですけど、このロボットの動きがすごいのなんのって。機械を作ったのはもちろん人間なんですけど、いやはや健気に規則的に働く様子を見ていると、出来上がった製品を普段普通にゴクゴクと飲んでしまっている私としては、頭が下がる思いなワケです。他にもこの水の水質を守るために、山を管理しているグリーンキーパーさんなる職種があるなんてことも新たな発見でした。

そしてもうひとつ、ボトルにもひと工夫されていることがありました。ボトルを持ったときに指がしっくり収まるフィンガーポケットなるものが設けられているんです。これによって滑りにくく、注ぎやすいユニバーサルデザインになっているってワケなんです。今まで普通に飲んでいたけど、言われるまで気がつきませんでした~。他にもペットボトルに巻かれたラベルが、リサイクルのためにシール状になっていて剥がしやすくなっていたりと(これは知ってましたよん)、細かい配慮がされているんですよね。いやはや、ロングセラーになっているものには、理由がきちんとあるんですね。

さて、工場見学が終わった後は、水の飲み比べにチャレンジさせてもらいました。フランス産のヴィッテルと、サントリー天然水南アルプスの飲み比べ。つまり硬水と軟水を飲み比べるワケです。改まって比べてみると、ヴィッテルってこんなに硬い味だったけな~なんて思ってしまったりして。

ちなみにサントリー天然水南アルプスの硬度は30度「硬度=(カルシウム量×2.5)+(マグネシウム量×4.1)」、サントリー天然水はカルシウム量9.7mg/l、マグネシウム量1.5mg/lですから=30.4mg/lとなるんですね。ヴィッテルは307mg/l、超硬い水でお馴染みのフランスのコントレックスは1551mg/lですから、かなり違いがあるのがわかります。100~120mg/l以上は硬水と分類されるそうですから、サントリー天然水南アルプスはナチュラルミネラルウォーターの中では、かなり軟水なんですって。日本のミネラルウォーターはほとんどが軟水なんですけど、これは地質や地形の違いによるものだそうです。

ひと口メモといたしましては、軟水は素材本来の味を引き立ててくれるので、緑茶や紅茶、普段私たちが食べるご飯に向いているそう。硬水は、運動した後のミネラル分の補給や、肉の煮込み料理、洋風出汁作りのほか、コーヒーに使うと味がまろやかになるとか。硬水でお米をたくと、ポロポロ感が出るので、チャーハンやパエリアなどに使うのには向いているそうですよ~。私も今度、是非使い分けてみたいと思いま~す。

ちなみにサントリーさんは、白州蒸溜所と山崎蒸溜所という二つの蒸溜所を持っていて、ここで造られたシングルモルトというのが「白州」と「山崎」なんだそうです。それをブレンドしたモルトウイスキーとして「響」とか「北杜」etc…があるんですって。他にも、シングルカスクというひとつの樽のオーナーになってしまうオーナーズカスクや、特別な記念の年のモルトを味わえるヴィンテージモルトなど、ほんと種類が豊富。非常に勉強になりました。 なんでもウイスキーは、日本酒と比べると糖分が約1/350と低カロリーで、血中アルコール濃度が上昇しにくいから二日酔いにもなりにくく、体によいと言われるポリフェノールも含まれ、さらに最近メラニン色素抑制成分が発見されたんですって。つまり美白にも効くってこと!ううむ。お酒飲める人がうらやましいです~。

さて、次回の頃合いは夏まっ盛り!年に一度の楽しみとして、夏休み特集です!

前へ 1 2 3 4

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

竹岡 圭
筆者竹岡 圭

OLを経て、自動車専門誌を皮切りに、モータージャーナリスト活動を開始。国内外のレース、ラリーなど自らモータースポーツ活動に関わりながら、海外のモーターショーを精力的に回るなど、なにごとにも積極的に取り組んできた結果、近年は一般誌、女性誌、Web媒体、新聞、TV、ラジオなど、その活動はとても多彩なジャンルに広がっている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

スバル フォレスターの最新自動車ニュース/記事

スバルのカタログ情報 スバル フォレスターのカタログ情報 スバルの中古車検索 スバル フォレスターの中古車検索 スバルの記事一覧 スバル フォレスターの記事一覧 スバルのニュース一覧 スバル フォレスターのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる