シトロエン 新型C4 試乗レポート/岡本幸一郎(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
新型C4は少し大人しくなった!?それはDS4があるから…
ユニークなクルマづくりこそシトロエンの真骨頂。
その中核をなすC4が7年ぶりにモデルチェンジを遂げた。
ちなみに初代C4は、日本ではレアなほうに属するクルマだが、世界的には100万台以上が販売されたというから、かなりメジャーな存在だ。
そして、2010年11月に登場した2代目も、2011年6月時点で、すでに6万台ほどが生産され世界にデリバリーされているという。
ところで、初代C4には5ドアだけでなく3ドアもラインアップされたが、2代目は5ドアのみ。
3ドアの役目は、やがて出るDS4が受け持つわけだが、そちらもリアドアの存在感を薄めた変則的な5ドアのみとなる予定で、完全な3ドアのラインアップの予定は、C4とDS4のいずれにもないようだ。
また、後者に標準装備であるクラス最大級の広さを誇るパノラミックガラスルーフは、17インチホイール等とともに前者でもプラス17万円で装着することができ、後者のみレザーシート仕様がプラス25万円で選ぶことができる。
2代目C4のボディサイズは、初代比で全長35mm、全幅15mm、全高10mmずつそれぞれ拡大となる4330mm×1790mm×1490mmとなっている。2610mmというホイールベースは従来と不変だ。
スタイリングのテイストは、あまりシトロエンっぽくないというか、無国籍な感じがして、冒頭で「ユニーク」と記したものの、2代目C4についてはユニークさという観点では、初代に比べるとだいぶ薄れたように見える。
それは、今では「DS」というラインがあり、その「4」のシリーズである「DS4」もそう遠くない将来に出るため、ベースのC4については、より多くの人に受け入れられるよう、あまり冒険することなくオーソドックスな路線を進んだということだろう。
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