プラグインハイブリッドの市場は欧州勢が制す!?/BMW X5 xDrive40e[PHV] 試乗レポート(2/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正・ビーエムダブリュー
ガソリン、ディーゼル、そしてプラグインハイブリッドと多彩なバリエーションを誇るX5
X5は日本を含めて世界的に流行しているSUVに含まれ、ボディサイズは全長が4910mm、全幅は1940mmと大柄だ。全高も1760mmと高く、外観は立派に見える。
ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は2935mmと長く、最低地上高(路面とボディの最も低い部分との間隔)は210mmを確保した。駆動方式は4WDのみだから、悪路の走破力も相応に高い。
X5が搭載するエンジンは、直列6気筒3リッターのガソリンターボとクリーンディーゼルターボ、V型8気筒4.4リッターのガソリンターボもある。
そしてX5 xDrive40eはプラグインハイブリッドを搭載。直列4気筒2リッターのガソリンターボをベースに、駆動用モーター、制御機能、充電可能な駆動用リチウムイオン電池などを備える。
約30kmのEV走行が可能
エンジン本体の動力性能は最高出力が245馬力(5000回転)、最大トルクが35.7kg-m(1250~4800回転)だから、自然吸気のガソリンエンジンに当てはめると3.5リッタークラスだ。
駆動用モーターは定格出力が75馬力、最高出力が113馬力、最大トルクが25.5kg-mとされ、エンジンの出力軸の後部に配置される。
駆動用リチウムイオン電池の総電力量(容量)は9.2kWh。プリウスPHVの4.4kWhに比べると2倍以上で、アウトランダーPHEVの12kWhとの比較では66%程度だ。
JC08モード燃費は、本稿を執筆している2016年1月下旬時点ではBMWのホームページに掲載されていないが、次世代自動車の補助金(クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金)の運営を行う次世代自動車振興センターのホームページによれば、ハイブリッド走行時のJC08モード燃費は13.8km/Lとなる。充電された電力で走れる距離は30.8kmとされる。
満充電になるまでの所要時間は200V電源で3.5~4時間とされ、急速充電器には対応していない。
[PHVが導く異次元の走り・・・次ページへ続く]
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